38話 ページ39
貴「ハリー、ロン、お帰り」
2人はヘトヘトになって帰ってきた。
貴「ロン、大丈夫？」
ロンはガタガタと震えている。Aはロンの背中をさすった。
ロン「ハグリッド許さないぞ。僕たちをあんなところに追いやって、いったい何の意味があった？何がわかった？」
Aは2人がとても大変な目に合ったのだと察した。
ハリ「ハグリッドが秘密の部屋を開けたんじゃないってことだ」
貴「じゃあ、ハグリッドは…」
ハリ「無実だった」
(よかった…)
ロン「はぁ…Aはどうだった？何か手がかりあった？」
震えが収まってきたロンがテーブルに広がる分厚い本を見て言った。
貴「あのね、これを見てほしいんだけど…」
Aが本を開き、破れたページを見せる。
貴「この破れたページに書かれているものがね、目次によるとバジリスクっていう生物らしいの」
ハリ「バジリスク？」
ロン「バジリスクって巨大な蛇のこと？」
貴「えぇ。バジリスクは毒蛇の王と言われているわ。闇の魔法使いたちが好んで飼育していたの」
ハリ「それがなんなの？」
Aは本を閉じた。
貴「私、この名前を見て思い出したの。バジリスクの目は見ると死んでしまうと言われているわ」
ハリ「もしかして、バジリスクが秘密の部屋の怪物だって言いたいの？」
ロン「だけど、みんなは死んでない。石になったんだ」
貴「ここからは私の推測なんだけど、誰も目を直接見ていないんじゃないかしら？ミセス・ノリスは水溜り越し、コリンはカメラ越し、そしてハーマイオニーの近くに落ちていたものは？」
ハリ「手鏡」
Aは正解と言わんばかりに大きく頷いた。
ロン「目を間接的に見ると石になってしまうってこと？」
貴「えぇ、そうかもしれないってこと。でもどうやってあんな大きな生物が移動をしているのかわからないの。ハーマイオニーはきっと気づいたのかもしれないわね…」
ハリ「あ！アラゴグは50年前に死んだ女の子がトイレで見つかったって言ってた、その子がまだそこにいるとしたら」
ロン「嘆きのマートルが50年前に死んだ女の子…？」
貴「マートルが何か知っているかもしれない…」
_____
3人は嘆きのマートルがいる女子トイレに行こうとしたが、行くのは簡単ではなくなっていた。
談話室の外では先生が必ず引率をしているからだ。
それから4日後、マクゴナガル先生が朝食の席である発表をした。
マ「良い知らせです。とうとうマンドレイクが収穫できるとのことです。」
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
