27話 ページ28
スネ「今日は我輩の時間を何に使うつもりかね？」
スネイプはAを見ると嫌味っぽく言ってくる。
貴「今日は、この前の授業での魔法薬がどうしても上手にできなかったので、もう一度1から教えてもらいたいです！」
スネ「上手にできなかったと…
しかしながら、あの薬を完成させたのはフォーサイスだけだったと記憶しているがね？」
スネイプが片眉をあげる。
貴「先生、褒めてくれてるんですか？」
そんなスネイプを見てAは冗談っぽく言う。
スネ「ずいぶんとめでたい頭をしているのだな」
貴「冗談ですよぉ。
だって先生…薬を完成させただけでは点数をくださらないじゃないですか。たとえ私ひとりだけだったとしても…
だから、完璧な薬を作ったらスネイプ先生に認めてもらえるかなって思ったんです」
Aは拗ねたように上目遣いをしながらスネイプを見上げる。
(まずスネイプ先生に教えてもらえないと作戦を始められない！お願い！先生教えて！！)
スネ「…よかろう。しかし、我輩の言葉を一言も逃さずに聞いておけ」
貴「はい！お願いします！」
早速、魔法薬を作る準備を始めた。なるべくスネイプの研究室から離れていて、見えない場所に準備をする。
貴「では先生、これから作っていくので気になるところあったら教えて下さい」
Aは手際よく手を動かしていく。
スネ「その実は刻むより潰したほうが汁がでる」
貴「こうですか？…ほんとだ！」
魔法薬の作り方に間違いはないため、スネイプはコツを教える。
(そろそろハーマイオニーは研究室に忍び込んでいるかしら…)
Aはグツグツとした鍋を混ぜながら考える。
カタッ
研究室の方から小さな物音が聞こえた。
スネイプは眉間にしわを寄せ、怪訝な顔で研究室の方に視線を向ける。
そのまま研究室に向かって歩きだす。
(！どうしよう！？ハーマイオニーが見つかっちゃう！！)
貴「せんっ、」
ガシャン！
焦ったAは鍋をひっくり返してしまった。
スネ「A！何をしている！」
スネイプはAの元へ駆け寄る。
貴「いたた…
ごめんなさい先生…」
Aは液体を腕に浴び、火傷を負ってしまった。
スネイプは杖を振り、魔法で腕を冷やす。
スネ「…医務室へ行くぞ」
Aはスネイプに連れられ医務室に向かった。
(ハーマイオニーはもう研究室を出れたよね)
マダム・ポンフリーの手当を見届け、スネイプは戻っていった。
(先生、怒ってたなぁ。失望させちゃったかな…)
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
