21話 ページ22
今日はハロウィーンだが、私達は大広間へは行かなかった。
ハリーがほとんど首無しニックに絶命日パーティに来てほしいと頼まれ、了承してしまったのだ。
ハリーは後悔しているようだった。
ハマ「約束は約束でしょ。絶命日パーティに行くってあなたがそう言ったんだから」
とハーマイオニーにも言われてしまったため、四人で絶命日パーティが開かれている地下牢に行った。
ニック「これは、これは…このたびは、よくぞおいでくださいました…」
ニックが戸口のところに立ち、四人を中に招き入れるようにお辞儀した。
地下牢は何百というゴーストでいっぱいだった。
パーティはとても楽しいムードとは言えなかった。
音楽は黒板を爪で引っ掻くような音だし、食べ物は腐っていたり、丸焦げだったり、うじ虫が湧いていたりと、異臭を放っているのである。
ハマ「A、時間大丈夫なの？」
Aはスネイプに勉強を見てもらう約束をしていた。
まだそんなに時間は経っていないが、絶命日パーティに興味があったため少しだけ参加したのだ。
貴「あ！3人ともごめんなさいね、もう行かなくちゃ」
ロン「ハロウィーンの日まで勉強とはどうかしてるぜ」
ロンが嫌味っぽく言ってきた。
貴「しょうがないでしょ。スネイプ先生ったら今日しか時間がないって言うんだもの」
(でも、絶対わざとよね。私が今日なら諦めると思ったのかしら)
ニックに挨拶をして地下牢を出たあと、足早にスネイプの研究室に向かった。研究室は地下牢に近いためすぐに着いた。
ノックをして返事を待つ。
ス「…入れ」
貴「失礼します」
スネイプがAを見てため息をついた。
貴「そんなあからさまに嫌な顔しないでくださいよ」
Aが拗ねた顔をするとスネイプの眉間のシワがもっと深くなった。
貴「冗談ですって！わからないところ聞きに来たんですよ！」
何度かスネイプの研究室に通っているうちに、軽い冗談を言っても減点されないくらいには仲良くなった。(とAは思っている。)
ス「ハロウィーンパーティには行かなくていいのかね？」
わからない箇所を教えてもらっている最中、スネイプが不意に聞いてきた。
貴「このあと時間があったら行く予定です。実はさっき絶命日パーティに行ってたんですよ」
スネイプから話しかけてくることはあまりないため、Aは嬉しくニコニコ答えた。
ス「…続きはまた今度してやろう。早く大広間に行きなさい」
一段落したところでスネイプは言った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
