15話 ページ16
ロック「―――ところが、ミス・ハーマイオニー・グレンジャーは、私のひそかな大望を知っていましたね。よくできました！それに、満点です！ハーマイオニー・グレンジャーはどこにいますか？」
ハーマイオニーの挙げた手が震えていた。
ロック「すばらしい！グリフィンドールに10点あげましょう！」
ロックハートはニッコリとした。
ロック「A、君も惜しかったね」
ハーマイオニーの隣に座っていたAが目に入ったのか、いきなり声をかけてきた。
ロック「君は一つ空欄になっていたよ。私の業績の中で、何が一番偉大だと思うかという質問がね。きっと一つに絞れなかったんだろうね。それを除けば全部正解です！」
ロックハートはAにウィンクをした。Aは苦笑いしている。
ロック「では、授業ですが…」
やっとロックハートの授業が始まった。
ロン「おいおい、まさか君もロックハートのファンだったとは…」
ロンがAに小声で言ってきた。
貴「やめてよ。教科書は一応一通り読んでるからたまたま覚えていただけよ」
Aはロックハートの本に書かれていることは素晴らしいと思ってはいたが、彼自身のことは好きになれなかった。
(自分のことばっかで話がまったく通じないから苦手だわ…)
その後の授業も最悪だった。ロックハートがピクシーを教室に放し、大騒ぎになったのだ。
ロックハートがピクシーを退治する呪文を唱えてもなんの効果もない。
終業のベルが鳴るとみんながワッと出口に押しかけた。
ロックハートはAたちをつかまえ、ピクシーを籠に戻しておくように言ってきた。そして、4人の脇をスルリと通り抜け、後ろ手に素早く戸を閉めてしまった。
ロン「耳を疑うぜ」
ハマ「私達に体験学習をさせたかっただけよ」
ハリ「体験だって？」
ロンとハリーはピクシーを追いかけ、ハーマイオニーは2匹一緒にテキパキと捕まえている。
しかし、そんなスピードじゃ埒が明かないとAは呪文を唱え、教室中のピクシーの動きを止めた。
ロン「Aすごいな…君がロックハートの代わりに授業をしなよ」
ロンだけでなくハーマイオニーとハリーも「さすが」と声に出してた。
貴「はいはい、ふざけたこと言ってないでピクシーを捕まえちゃって」
ネ「助けてぇ」
4人がピクシーを籠に放り込もうとすると、上から声が聞こえた。
貴「ネビル？！」
ネビルが天井のシャンデリアからぶら下がって揺れていた。
貴「今下ろしてあげるからね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
