13話 ページ14
コ「それで、かまわなかったら、写真を撮ってもいいですか？」
おずおずとコリンは言う。
ハリ「写真？」
今までAとコリンのやり取りを見ていたハリーがやっと口を開いた。Aはハリーの後ろに隠れてしまってる。
コ「僕、おふたりに会ったことを証明したいんです。それから、写真にサインをしてくれますか？」
懇願するような目でハリーを見た。
ド「サイン入り写真？」
どこからともなく来たドラコが最後のやり取りを見てつっかかってきた。
ド「ポッター、君はサイン入り写真を配ってるのかい？みんな、並べよ！ハリー・ポッターがサイン入り写真を配るそうだ！」
ドラコが周りに群がっていた生徒たちに大声で呼びかけた。
ハリ「僕はそんなことしてないぞ。マルフォイ、黙れ！」
ハリーは怒って拳を握りしめながら言った。
やっと顔の熱が引いてきたAはそんなハリーの拳を手でおおった。
貴「ハリー、落ち着いて。ドラコの思うツボよ」
Aはそっと優しい声でハリーに言った。
ド「な、A、いたのか…」
ドラコはハリーの後ろに隠れていたAに気づいていなかったようだ。バツが悪そうな顔をしている。
ロン「ふん、Aの前で本性現したぞ」
ロンはニヤッとしてハリーに言う。そんなロンをドラコは鋭い目つきで睨んだ。
コ「君、やきもち妬いてるんだ」
コリンが言い返す。
ド「妬いてる？何を？ぼくはありがたいことに、額の真ん中に醜い傷なんか必要ないね」
クラッブとゴイルはクスクス薄らバカ笑いをしていた。ドラコはAの前でも言葉が止められず、また、ハリーとロンも我慢できなかったのか3人で罵り合っている。
(まったく、本当に仲が悪いのね。お互いにひどいこと言って…)
貴「コリン、写真だっけ？私のでよければ撮ってもいいわよ。あ、サインは勘弁して？コリンも一緒に写りましょ！」
Aはドラコたちの喧嘩を止めるのは諦め、コリンと和気あいあいと撮影タイムが始まった。
ロック「いったい何事かな？」
そんな騒ぎを聞きつけてか、ロックハートが大股で歩いてきた。
ロック「サイン入りの写真を配っているのは誰かな？…聞くまでもなかった！ハリー、お嬢さん、また会ったね！」
ハリーはロックハートに羽交い締めされ、屈辱的な思いをし、ドラコが人垣の中に入り込むのを見た。
ロック「さあ、撮りたまえ。クリービー君。スリーショットだ。」
コリンは大慌てで撮ると午後の授業の始まりを告げるベルが鳴った。
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
