10話 ページ11
ガタンゴトン
Aはホグワーツ行の汽車の中を歩き回っている。
貴「ねぇ、ハリーとロン見なかった？」
コンパートメントの扉を開いては中にいる人にそう問いかけて、また次のコンパートメントに行く。
そう。Aはハリーとロンを探しているのだ。
ウィーズリー一家とキングズ・クロス駅まで来て、9と4分の3番線に行くため9番線と10番線の間の柵を通り抜けた。
ハリーとロンはAのあと、最後にくるはずだったのだがいつまで経っても来なく、汽車の発車時刻になってしまったのだ。
ハマ「A！二人は見つかった？」
前の方のコンパートメントを探していたハーマイオニーが駆け寄ってきた。
貴「いいえ、こっちはいなかったわ。」
ハマ「まったく、あの二人はどこに行ったのかしら。」
ハーマイオニーは心配しているような、怒っているような顔をしている。
貴「心配よね…汽車に乗れなかったのかしら…」
Aもとても心配しているようだ。
フレ「お二人さん、まだロンたちを探しているのかい？」
ジョ「二人なら大丈夫さ、もう探すのはやめて俺らのコンパートメントにおいでよ。」
双子がAの後ろから声をかけた。
ハマ「…そうね、いくら探してもいないなら意味ないわよね。」
貴「………でも、居ても立っても居られないわ。もう一度探してくる！」
駆け出そうとするAの手を双子が掴み、制止させた。
貴「ちょっ、離してよ。」
フレ「いーや、離さないぞ。」
ジョ「A落ち着け。よく考えろ。もし二人が乗ってるなら無事にホグワーツに着くし、乗ってないなら探したって意味がないだろ？」
双子がAと目線を合わし、落ち着いた声で話す。
Aは双子の目をじっと見た。
貴「………うん、わかったわ。そうよね…
ありがとう、落ち着いてきた。」
双子「そりゃよかった！」
双子はAの肩を組み、自分たちのコンパートメントに向かった。
双子の耳が少し赤くなっているのを、後ろからついていっているハーマイオニーだけが気づいていた。
ホグワーツに着き、新入生の組分けも終わり新学期の歓迎会が始まった。
貴「ジニー、入学おめでとう。」
Aはジニーがグリフィンドールになったことに喜び、ニッコリして言った。
ジニ「ありがとう。」
ジニーは顔を赤くした。
Aは歓迎会の最中も周りをキョロキョロしている。
(やっぱりハリーたちはいないわね…)
グワッシャーン！！
外から何かが衝突する音が聞こえた。
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あい(プロフ) - 神春さん» 本当に応援してます！！ 無理のないようにこれからも頑張ってください (2022年6月17日 20時) (
レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます(^^)やる気に繋がりますので本当に嬉しいです(;_;) (2022年6月17日 20時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これすっごく面白いです！！ これからも頑張ってください (2022年6月1日 18時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
神春(プロフ) - ぱぁさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！更新遅くて申し訳ないです…少しずつ投稿しますのでよろしくお願いします^^ (2021年12月23日 19時) (レス) id: 75339c90be (このIDを非表示/違反報告)
ぱぁ - 自分の好み過ぎて何回も見返してしまいました!!神春さんのペースで更新頑張って下さいこれからも応援しています!! (2021年12月10日 6時) (レス) id: d68a7d500c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神春 | 作成日時：2019年2月27日 0時
