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神「こんなとこでシゲとなに話してたん?」



『えっと…相談?的な』



神「……俺じゃあかんの?」



『いや、成り行きというか……たまたま会ったのがシゲやったから…』



神「へぇ…」



顔が見えないから声色だけじゃ怒ってるのかそうじゃないのかわからない



神「で、なんの話?」


『…言わなきゃあかん?』



神「シゲには言えて、俺には言えへんの?」



『そうやないけど…』



神「仲良さそうにしやがって」




首元に顔が来たと思えば
カプッと噛まれてしまう


『イッ』


神「……アホ」




それだけ言うと神山くんは行ってしまった



何やろ…喧嘩みたいな感じになってしまった









重「神ちゃん大丈夫やった?」



あとでシゲが話しかけてきた


『なんか、怒らせてもうた…結局話できひんかったし…首噛まれてもうたし』



重「え、俺のせいやん…ごめん」


『ううん…それは大丈夫やけど…』



重「俺から誤解解いとくで?」


『ううん…自分でちゃんと話すから…』






昼休み

神山くんが居るであろう場所に行くけど


『あれ?…居ない』


裏庭に行くけど


『ここでもない…』


屋上に行けば


流「おー、ひよこやんどうした?」


藤井先輩だけ


『神山くん…探してて』


流「とも?…何また避けられてんの?」



『ぅ……避けられてんのかな…』


流「何が原因かわかってへんの?」


『何となく…思い当たる節はあるけど…』


流「ともなら、三階の空き教室で見かけたで?」



『そうですか、ありがとうございます』




先輩に言われた通り

三階の空き教室を片っ端から確認していく



ガラガラ…


3つ目の部屋でやっと見つけた


『ここに居たの…お弁当…食べよ?』


窓の方を見てる神山くんが私が声をかけてやっとこちらを向いた



神「…シゲと食べたらええやん」


『…何でそんなこと言うん?』


神「…」


プイッとそっぽ向いて

沈黙が続いた


神山くんの方に近づいて


顔を覗き込むと

不機嫌そうな顔をしてる


『私、鈍いから言ってくれなわからへん…』


神「…鈍感女」


またしばらく沈黙が続いて


神「…俺に…言えへんこと…シゲと話してたん?」



『え?…あ、…言えなくはないけど…』



神「なら教えてや」


『…怒らへん?』


神「内容による」


『…やんな?……実は…』



シゲに話した通りに神山くんにも伝えた

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komari(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!完結おめでとうございます。そろそろ、また久々に神ちゃん受けのBLも読みたいです。元々ABさんの書かれる神ちゃん受けのお話が大好きでずっと読ませていただいているので是非お願いします! (2019年10月28日 23時) (レス) id: 762f7c8dfc (このIDを非表示/違反報告)
@こたしげ - 完結おめでとうございます..で合ってるのかな..?^^: (2019年10月28日 18時) (レス) id: 2007f6b600 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - か、か、か神ちゃんのツンデレ最高ですっ!私も身長が低いので、凄く共感できました。のんちゃんの気持ちも考えると、複雑ですねぇ…。これからもこの素敵な作品を宜しくお願いします!更新頑張ってください! (2019年10月19日 1時) (レス) id: 066493aa0c (このIDを非表示/違反報告)
あおてん - 夢のようなお話を、ありがとうございます。 (2019年10月18日 21時) (レス) id: e912941f5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AB | 作成日時:2019年10月15日 7時

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