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『やぁだ！』
望「やだやない！」
『嫌や！』
望「毎年行ってるやろ！」
『やぁや！』
なんでこいつと…
『夏祭りなんて行かへんから！！』
なぜか毎年恒例の
夏祭りにのんちゃんと行くという行事があって
今年も誘われた
夏祭りが嫌いなんやない
のんちゃんと行くのが嫌なんや
『やって、のんちゃんと歩くと親子…もしくは兄妹に思われるんやもん！』
望「それはお前がちんちくりんやからやろ」
『バカにするなあ！！』
望「ほんま怒りん坊やな…」
『なんで毎度毎度浴衣着なあかんの！それも嫌や』
望「ええやん、年に一度だけなんやから」
『それにのんちゃん年上の人にナンパされるやん…そんで私を見て笑うやん！
毎回笑われる私の気持ち考えてや！』
望「っ笑！！」
『笑うな！』
ぷんぷん怒ってる私は
のんちゃんを置いて自分の部屋を出ようとしたけど
長い腕から逃れるのは大変や
すぐに逆戻り
それどころかのんちゃんのあぐらかいてる膝の上に
収まってしまう
望「かわええなぁ？笑…そんなこと気にしてるんや笑」
『そんなことって、私にとっては大事なことや』
望「でも俺は今年もAと一緒がええねん…なぁ頼むって…のんちゃんのお願い聞いて？」
上目遣いでキメ顔でこちらを見てくる
自分がイケメンやってことわかってるからこそ
この顔ができるんやろな
『ムカつく、殴っていい？』
望「なんでやねん！可愛いのんちゃんがお願いしてるんやろ？」
『自分のこと可愛いって言う奴は可愛くないねん！』
望「なぁ、A頼むって」
『夏祭り行きたいなら女の子と行き！私は行かん！』
望「せやから、ただ夏祭りに行きたいんやなくて、
Aと行くから意味があんの！」
『私には意味がない！』
そこまで断言すると
のんちゃんの腕が伸びて
殴られると思って目を閉じれば
チュッと唇に何か当たった
目を開ければ
のんちゃんの顔がドアップで
望「Aが負けてくれるまでやめへんから」
『んっ、やめっ、…ふぅん…っ卑怯や！』
望「どんな手やって使ったるよ…そんぐらい本気やの」
ジタバタするけどガッチリ腕でホールドするから
全く効果ない
『んぅ、、もぅ、やめっ！！』
望「やめてほしいなら、なんて言うん？」
『んっ、行く！行くからやめて！』
結果負ける私…
はぁ、最悪や
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komari(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました！完結おめでとうございます。そろそろ、また久々に神ちゃん受けのBLも読みたいです。元々ABさんの書かれる神ちゃん受けのお話が大好きでずっと読ませていただいているので是非お願いします！ (2019年10月28日 23時) (
レス) id: 762f7c8dfc (このIDを非表示/違反報告)
@こたしげ - 完結おめでとうございます..で合ってるのかな..？^^: (2019年10月28日 18時) (レス) id: 2007f6b600 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - か、か、か神ちゃんのツンデレ最高ですっ！私も身長が低いので､凄く共感できました｡のんちゃんの気持ちも考えると､複雑ですねぇ…｡これからもこの素敵な作品を宜しくお願いします！更新頑張ってください！ (2019年10月19日 1時) (レス) id: 066493aa0c (このIDを非表示/違反報告)
あおてん - 夢のようなお話を、ありがとうございます。 (2019年10月18日 21時) (レス) id: e912941f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2019年10月15日 7時
