どうやら、成り代わってしまったようだ。これから先どうなることやら…【進撃の巨人】 (ページ30)

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陸拾話初めて見る顔ページ30

～ハンジside 続き～

だってあのリヴァイだよ？見られるだけで震える程の眼力を持っているあのリヴァイだよ？

リヴァイ「だから、少しは落ち着け」

貴「……本当？」

リヴァイ「？」

貴「僕が間違っても、失敗しても殴ったりしない？」

ハンジ「！？」

エレンは怯えながらもしっかりとした目でリヴァイを見ていた。

何故そう、思うのかはきっと彼なりの何かがあるのだろう。

てか、僕？一人称が変わってない？

まぁ、それも可愛い！！(//∇//)

リヴァイ「…あぁ。殴ったりしない」

貴「………」

ハンジ「………」

貴「……((ニコッ」

リヴァイ「！」

エレンの笑顔はとても美しく、可愛くて私達にとっては初めて見る顔だった。

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ハンジ「ねぇ、リヴァイ」

リヴァイ「…なんだ」

ハンジ「どうしてエレンはあんな風になったんだろうね」

リヴァイ「知るか」

ハンジ「だよね～」

あの後、実験は一時中断。今は部屋にて休憩中～ww

私らは、エルヴィンに実験の報告をしに。でも、リヴァイは不機嫌そうww

リヴァイ「……((睨」

ハンジ「あ、あははは;;」

そ、そんなに嫌か。私といるのが。

リヴァイ「あぁ。嫌だな」

ハンジ「酷っ！」

ドォォォン！！！

ハンジ「！何？」

リヴァイ「！あっちは！？」

大きな音にびっくりする。しかし、その音の方角はリヴァイ班のみんなとエレンがいるところだった。

タタタタッ

ガチャ

ハンジ「！」

リヴァイ「なっ」

そこには片腕だけ大きくなってしまったエレンと、なんとかしようとするリヴァイ班のみんなだった。

リヴァイ「おい！これはどういうことだ！！」

ペトラ「兵長！」

貴「！」

エレンは私を見て何かを訴えていた。

リヴァイ「エレン、これはどういうことだ？」

貴「………っ」

エレンは一生懸命、何かと闘っているようだ。

リヴァイ「聞いているのか、エレン！！」

貴「……めてっ」

ハンジ「？」

何か言ってるけど、うまく聞き取れない。こうしている間もエレンをなんとかしようと刃を向けている。

貴「…っ、ハンジ！！俺の近くにスプーンがあるはずだ！それを取って！！」

ハンジ「！うん！！」

言われた通りに、手に持っていたスプーンを取ると徐々に元に戻っていく。

貴「はぁ…はぁ…はぁ…っ」

ハンジ「エレン、大丈夫！？」

貴「はぁ…はぁ…は、はい。すみません」

とても辛そうに呼吸するエレン。しかし、何故このスプーンをとったら元に戻ったのだろう。