どうやら、成り代わってしまったようだ。これから先どうなることやら…【進撃の巨人】 (ページ20)

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第伍拾話裁判ページ20

調査兵団のトップ三人が来てから二週間経とうとしていたある日。

ハンジ「エレン君」

巨人が大好きだという少し変わり者のハンジさんがやってきた。

貴「……なに」

ハンジ「君を自由にしてあげる」

てか、この人はエレンって呼んでくれるんだね。

未だに幼馴染にはAって、呼ぶのに(涙目)

それに、自由なんて来るはずがない。少なくとも、奴等を滅ぼすまでは俺にとって自由なんてこない。

貴「……」

ハンジ「ささ、行こう」

貴「行くって何処に」

ハンジ「いいから、いいから♪」

ハンジさんに連れられ辿り着いたのは

貴「……」

審判場。今日は俺の運命の日でもあるらしい。

貴(此処で俺の生と死が決まるのか)

それなら死がいいな…

仇を取りたいけど、なんだか疲れた。

ハンジ「じゃ、頑張って♪」

ハンジさんはそういうもルンルンな感じでその場を後にした。

なんでそんなにルンルンなんだ？わからない。

憲兵「おい」

貴「……」

憲兵に押され中へ。そこにはあの三人とミカサやアルミンまでいた。

鉄柱に鎖で縛られ裁判が始まった。

ザックレー「エレン・イェーガー」

貴「……はい」

ザックレー「君はどちらを選ぶ」

それは調査兵団か憲兵兵団か駐屯兵団のどれか…という意味か？

それなら答えは決まっている。

貴「…調査兵団です」

ザックレー「そうか」

他の兵団だったら、なんのためにやってきたかってなるんだよな。少なくとも自分の中では

ザックレー「では、調査兵団から意見を聞こう」

それからの話しは聞かなかったというか聞いてなかった。

憲兵の団長やウォール教の奴がギャーギャー騒いでる。うるさい、うるさすぎる。

貴「……うぜぇ」

シーーーーンッ…

そういうと、辺りが静かになった。

憲兵「な、なっ、このガキ！うt((」

バキッ

貴「……っ」

一瞬のことで何が起こったのかわからなかった。