─最期みたいじゃん ページ7
sideA
「っ」
ジャ「僕はAが精神的に辛くなっていることにも気づかずに
Aにいつも通り言ってしまった
だから傷ついたAを見て涙止まらなかったよ」
あの事は決してジャニーさんが悪い訳じゃないのに
あの時、ジャニーさんは初めて私の前で泣いた
ジャ「もし僕がAを見つけなかったら
もし僕があの時スカウトしていなかったら
こんなにもAは傷つかなかったのにって思ったよ
ごめんね
だけどあの時Aはもう前を向いていて
自分でどうにかしようとしていた
ほんとに強い子なんだなと改めて実感したよ笑
だから」
これ以上ジャニーさんが喋ったら本当に最後になってしまいそう
そう思い、止めるために私が発した言葉は
「やめてよ!!
なんでそんな思い出語りみたいな事するの
黙って聞いてれば私たちの出会いから話し始めて
なんも悪くないこと謝ってきて
そんなこと言っちゃったら
ほんとに
ほんとに最期みたいじゃん
嫌だよジャニーさん!
死んじゃやだ!」
駄々をこねる子供のようになってしまった
ジャ「A…」
「Aの方こそありがとうって言うこと沢山あるよ
ジャニーさんがスカウトしてくれなかったら
大好きなみんなに出会えてないし
どんなに辛い思いをしても戻ってきたいって思える場所が出来なかったし
ほんとにほんとに今のAの大切なもの
全部、与えてくれたのジャニーさんなんだよ
ありがとう泣
他にも沢山ある、挙げ始めたらキリがないくらい
だからありがとうだけじゃ足りないから
これからいっぱいお仕事して活躍してる姿みせて恩返しするから
生きてよ
お願い
これからも生きてAの事そばで見守ってよ
ジャニーさん!!!」
ジャ「Aが活躍する姿か沢山みたいな
でもごめんね、僕はAの活動再開もAのデビューもそばでは見届けられなさそうだ笑
だけど空からちゃんと見守ってるからずっとAの活躍見てるから
僕がいなくなっても前を向いて頑張ってね
この言葉はまたAの重荷になってしまうかもしれないけど最期だから思ってることを言わせて
期待してるよ、僕の愛する孫“A”」
「っ私もだ『ピーーーーー』」
ジャニーさんに言葉を伝える前に聞きたくない機械音がなった
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糸山露子(プロフ) - 早く続きが読みたいな (2023年5月12日 5時) (レス) id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s | 作成日時:2022年10月15日 1時