検索窓
今日:15 hit、昨日:38 hit、合計:110,360 hit

─報われたね ページ21

side樹



その後ステージ裏で自然と6人で集まっていた

誰が何かを言うわけでもない

ただ6人で円になって肩を組んでいるだけ

デビューを言い渡された日

俺たちは6人で飯に行った

そこで俺は辞退を提案した

この世界が仲良しこよしではやっていけないことなんて知っているし

なんなら俺たちが1番わかってるんじゃないかってぐらい知っている

だけどやっぱり俺は7人でSixTONESをやりたかった

でもこれは俺のわがままであって

ここでデビューを蹴ったらもう二度とチャンスが来ないかもしれない

だから3日後もう1回話し合おうと提案した

それまでにお互い考えてこようと

結果7人でのデビューを目指そうという事になった

すぐジャニーさんに伝えた

最初は驚いた顔をしてたけど渋々承諾してくれた

でも1週間後また病室に呼ばれて

やっぱりデビューしなさいと言われた

日に日に弱っていくジャニーさんに強く反抗できず

ヌルっと俺たちのデビューが再決定した

俺たちはもちろん今まで

ファンのみんなに喜んで貰うために活動してきたけど

実はAに届けるためにも活動してきた

世界のどこかにAはいるからAに届くようにって活動してた

バカだよな

だけどそれが俺達にできる精一杯だった

ジェ「報われたね」

ふとジェシーが言った

多分全部含めて言ったんだと思う

SixTONESがラストチャンスだと思って

どんな仕事も死ぬ気でやって

デビューを目指し続けてきた俺達

Aとまた活動がしたくて頑張ってきた俺達

デビューが決まってAが戻ってきてくれて

全てが報われた気がした

ジェシーの言葉に全員がよりいっそう泣いてしまった

高「バカジェシー

これ以上泣かせんなよ」

森「ほんとだよ笑

今本番中なんだけど」

ジェ「ごめん笑

でもほんと良かった」

樹「だな」



そして今俺の腕の中にはAがいる

沢山伝えたいことがある

沢山話したいことがあるなのに

口から出た言葉は

樹「バカ、」

─泣くなって→←─夢なのか



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
409人がお気に入り
設定タグ:SixTONES , 紅一点 , 田中樹   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

糸山露子(プロフ) - 早く続きが読みたいな (2023年5月12日 5時) (レス) id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:s | 作成日時:2022年10月15日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。