祭り-2 ページ17
涼太「わっここのたこ焼きうっま」
『おいしいね』
横でどんどんたこ焼きを食べる涼太を見ると
なんか可愛くて笑っちゃう
『涼太、たこ焼き好きなの?』
涼太「うん!でもこんな美味しいの久々に食べた!」
『ひさびさ??』
涼太「そう、久々に」
『美味しいのなんていっぱい食べれてるでしょ?』
涼太「まぁそうなんだけどね」
涼太の発言に違和感を感じて
どうしてか聞きたかったけど
涼太の表情を見ると
悔しそうで…だけど、どこか哀しそうだったから
それ以上は踏み込んじゃいけない気がした
涼太「でも、今食べてるものは美味しい。…Aと食べてるから…かな」
『そっか、うれしい』
私も家にはお父さんもお母さんもいないから
誰かと食べるのは久々かも
やっぱり1人で食べるより、
誰かと食べた方がおいしいよね
…じゃあ、涼太も?
私と同じ理由なのかな…
そう思うと
私たちって何もかも似てるなって思った
『たこ焼き食べたら、花火まで他の屋台まわりたい』
涼太「そうこなくっちゃ、行くよ〜」
『っ…待って!』
急いで口に入ってたものを流し込む
涼太「待ってる待ってる」
涼太はそう言って
何かを考えてるのかどこかを見て
涼太「ん」
手を差し伸べてきた
『どうしたの?』
涼太「はぐれられたら困るから」
って言って
私の大好きな笑顔を見せた
『…しょうがないな〜』
私は涼太の手をにぎった
この時、涼太にどきどきがバレないように
頑張って胸の高鳴りを抑えてたっていうのが
ちょっと恥ずかしかった
でも涼太はあまり照れていなさそう
花火まであと1時間
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ange*(プロフ) - ユッキーナ(*´▽`*)さん» 教えてくださってありがとうございます! (2017年3月16日 17時) (レス) id: 00f3b56fce (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽`*)(プロフ) - オリフラを外して下さい。せっかく面白いのに・・・勿体ないです。 (2017年3月16日 17時) (レス) id: c8cc78dd36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ange* | 作成日時:2017年3月3日 22時