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校長先生の話が長いのが定番になっている終業式を終え、教室でいつもみたいに樹を待つ。
夏未は放課後デートらしく、夏未と同じように幸せオーラが溢れている高地くんがさっき迎えに来た。
「おーい、A？」
「…わ、ごめ、」
ボーッとしていた。
思ったより予定ないなあ、とか考えて。
「帰ろ。今日俺ん家でバーベするって」
「バーベってなに。」
まあ、勉強に明け暮れる夏休みも、たまには悪くないのかもしれないけど。家族旅行行きたいとか、パパに言ってみたら喜んで連れて行ってくれそう。
樹んちの家族との交流も好きだし、樹のお兄ちゃんにドライブ連れて行ってもらうのもありだな。
なんだ、それでいいじゃん。
思ったより、自分が樹ばっかだったことに驚いたけど、樹がなくても、やっていけそうじゃない？
そう思ったら、落ち込んでいた気分もだんだん戻ってきた。
「樹、またアイス買って！」
「俺お前にダッツ買ってから金欠なの！！」
「えー…」
「ねえ分かった！買ってやるから！！」
「そんな顔すんなって！」って慌てた樹。
幼馴染とか、なんなら妹とか、そんな風にしか思われていないのは分かっていて。
でもそれは今に始まったことでもなくて。だから、前向きになろうって思った。
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
