#13 ページ13
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「お、帰ってきた。」
「帰ってきた、じゃないでしょ。」
「なんでよ、いつものことじゃん」
そうだけどさ、そうじゃないじゃん。
あんたには彼女がいるんだから。
でも、勝手に気まずくなってるのは私だけなのかもしれない。彼女作るなんて、もう高校生なんだから当たり前のことか。
「どうしたの？」
「一緒に帰んなかったからさ、どうしたかなと思って。」
「…私高校生。家にくらい1人で帰れる。」
「心配だったの！」
本当にそれだけだったらしい。
私お腹すいたから、ご飯早く食べたいんだけどな。
「彼女出来たんでしょ？」
聞くつもりのなかったことまで聞いてしまったのは、きっとお腹が空きすぎたせい。…なんて、誰が納得するんだ。どうした私。
樹に彼女が出来て、相当やられているのは確かだった。
「ん、まあね。」
「…じゃあさ、もうこういうのやめたら？」
完全に感情を抑えられていない自分。
このまままじゃ、言わなくて良いことも言ってしまいそうで。なんとか込み上げてくる怒りやら悔しさやらの感情を抑えて冷静になる。
「なんで？」
「なんでって。彼女嫌がるでしょ、普通に」
「そう？だって幼馴染じゃん、お前は。」
「一緒に帰るのだって、女の子は嫌って思うよ。」
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飴宮(プロフ) - akikumaさん» コメントありがとうございます♡ 楽しみにしててください！🎶 (2022年8月26日 19時) (
レス) id: 4bf5f0e073 (このIDを非表示/違反報告)
akikuma(プロフ) - どんな変化が起きるのか…気になる！気になる！続編楽しみにしてます！！ (2022年8月26日 18時) (レス) @page50 id: 5677edd0e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴宮
| 作成日時：2022年8月15日 17時
