8話 side 0 ページ10
私は昨日のトントンさんとの会話を思い出していた
あの話から推測すると、私が部活に入れば警備部は残る
私が入らないまま6月になってしまえば、警備部は部活として存在しなくなるのだろう
私はコネシマさんが言っていたことを思い出した
──グルッペンのやつそん時から部活作るって言うてたんやで？
高校に入る前から部活を作ると決めて、それを本当に実現した人
たとえ勧誘目的で私を気に入っていると言っていたとしても、
ずっと思い続けてきた夢が壊れてしまったら悲しむだろうな
気づけば、昼休みには2年生の教室がある棟に来ていた
グルッペンさんは何組なんだろう
「Aちゃんやん、2年生のとこまで来てどうしたん？」
声の先にいたのは警備部の人
「あの、グルッペンさんを､､」
「ああ、グルちゃんならA組やで。話でもあるんやろ？僕もついてったるわ」
優しく笑って教室まで案内してくれた
「ああ？なんや鬱か。どうした」
この人は鬱って言うんだ
「僕はAちゃんをここまで連れてきただけやで」
「なに、どうしたんだ？何か用か」
鬱さんはまた廊下を歩いて行った
グルッペンさんには自分で言わないと。
「あの、警備部のことで」
「入るのか」
「いや､､まだはっきり決めたわけではないです。ただ部活の状況を、知りたくて」
少しの間が空いた
「部活に必要な人数は10人だ。学校側が正式に登録する5月31日までに揃わなければ部活として認められない。それだけだ」
その日までは、あと一ヶ月ほどあった
「俺はお前を見た時からどこか俺ら警備部の奴らと似たものを感じていた。だが、お前に入るつもりがないなら無理はさせん。全てお前が決めることだ。」
正直、まだ迷っていた
無理はさせないと言っても、私に入部してほしいはず
それに、警備部の皆さんと似たものを感じると言ってくれたのは嬉しかった
高校では、中学の頃のことを忘れたいと思っていたのは他でもない私。
新しい気持ちでスタートさせたいと思うなら、警備部に入る勇気を出せばいいじゃないか
「用はそれだけか」
黙ったままの私に問う
「───に、───ます。」
「何だ？」
私は、グルッペンさんの目を見ていった
「警備部に、入部します。」
その言葉を聞いたグルッペンさんは、
ニヤリと笑った
「歓迎しよう。」
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レナ - 頑張ってください！番外編絶対見ます！トンシャオロボロ楽しみですううう！！ (2017年10月9日 8時) (
レス) id: d79a58f128 (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - レナさん» ああありがとうございます!!読み返して頂けているとは……(号泣) 文才も語彙力もまだまだ成長していきたいです！どうか番外編も見てやって下さい…*_ _) 長文大歓迎ですよー！^^* (2017年10月7日 8時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 1話から読み返しに戻って来た者です。やっぱり読んでいると、貴方様の文才、語彙力がすごいことすごいこと…！遅れましたが、本編完結おめでとうございます！これからも頑張ってください！長文失礼いたしました！ (2017年10月6日 8時) (レス) id: d79a58f128 (このIDを非表示/違反報告)
サラ男。(プロフ) - 岡崎 響さん» そうやって言ってくれるの嬉しい(;_;)まだ小説にしてないから全然大丈夫だよ！！がんばろー！ (2017年2月27日 12時) (レス) id: 610db604ae (このIDを非表示/違反報告)
岡崎 響(プロフ) - サラ男。さん» ↓タグつけるの忘れてた！返信遅れてごめんね!! (2017年2月27日 6時) (レス) id: cbd4920d57 (このIDを非表示/違反報告)
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