五話 ページ6
私の反応に気を良くしたのか豊臣くんは後ろから私を抱きしめながら、歩き始める
『と、豊臣くん…歩き辛い』
「ええやんええやん、っはぁ〜Aちゃんええ匂いするわ。」
『ひぃ…嗅がないでぇ…』
肩に顔が置かれてすぐ近くで声が聞こえる
くすぐったさに身を縮めるも離れることはなかった。
校舎に近付いてきたが先程と同じようなジャージを着た人たちが沢山睨んでくるので怖くなり首元に回された豊臣くんの服を握る
「ん？俺のこと好きになった?大丈夫、俺もAちゃんの事好きやで」
『っいや、違くて』
耳元で囁く確信犯(豊臣くん)とそんなやり取りに見向きもしないみやびちゃんは早くも私の憧れの対象である。
座り込んで私たちを睨んでくるジャージの人達を眺めながらみやびちゃんは首を傾げた
「この人達は一体…」
「ここには全国から腕に覚えありの連中が集まって来てんねん。Aちゃん達に吹っかけてきた奴等は、俺ら特進を僻んでるって訳や」
「そうでございますか…」
『えぇ…怖すぎ…』
そんな話をしていると後ろからブルンブルンとエンジン音が聞こえた
「来たで、武田信玄や」
「武田信玄⁉︎」
『武田…?みやびちゃん知り合い?』
振り向くとデッコデコの電動スクーターに乗った金髪の男が旗を靡かせながら通り過ぎていった
「15にして甲州街道の暴走族を束ねた」
「武田信玄は戦国時代強力な騎馬隊を持っていた事で有名です‼︎」
「…それなに?Aちゃん分かる?」
『…いや』
？を浮かべる私と豊臣くんに誤魔化すような笑みを浮かべたみやびちゃんは今度は木の影に隠れて人間観察を始めた
きっと特進のクラスメイトであろう人達の名前を呟いている。実に幸せそうだ。
『みやびちゃん凄いね、なんで名前わかるの?超能力者?』
「ん〜…まぁ、中には有名な奴もおるから知ってても不思議ってわけではないんやけどな」
口角を上げてクラスメイトを眺めているみやびちゃんを見ながら豊臣くんと喋っているとアナウンスが鳴り響いた
《全生徒の皆さん、これより入学式を行います。ホールに集まりなさい。》
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間取り(プロフ) - 名無しさん» お優しい御心遣いとても嬉しいです…。こえ様へ連絡させていただき、文章の訂正をして頂けましたので名無し様もご確認いただけたらなと思います。間取りは名無し様の為にこれからも更新を頑張りますのでまた何かあればご報告をお願いいたします☺️🙏 (2022年9月22日 23時) (
レス) id: 35a743c5e2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 書き上げる→書き上げられる、ですね。誤字、失礼いたしました。シリーズにつきましては是非ご自分のペースで作品の更新をして貰えれば嬉しいと考えています。これからも応援しています。いつも素敵な作品をありがとうございます。 (2022年9月19日 23時) (レス) id: 20a38a5636 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 間取りさん» 勝手ながらご報告することにしました。確かに心配はしましたが、私としては間取りさんがのびのびと素敵な文章を書きあげるように過ごして下されば、それで満足ですので、どうかお気になさらないで下さい。 (2022年9月19日 23時) (レス) id: 20a38a5636 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 間取りさん» ご確認して頂きありがとうございます。間取りさんの｢どうしようもなく君が好き｣シリーズは、しんしんの二次創作の中でとてもお気に入りで、いつも楽しませて貰っている分、間取りさんの知らない所でその素敵な文章が勝手に使われていることに悲しくなってしまったので (2022年9月19日 23時) (レス) id: 20a38a5636 (このIDを非表示/違反報告)
間取り(プロフ) - 名無しさん» ご報告ありがとうございます!今、該当作品を確認させていただいたんですが確かに私の作品と似ている所が多々見受けられたので一度作者さんとお話しさせていただこうかなと思います。せっかく楽しんで読んでいただいているのにご心配かけて大変申し訳ないです…😭 (2022年9月19日 21時) (レス) id: 35a743c5e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：間取り | 作成日時：2022年8月7日 1時
