検索窓
今日:45 hit、昨日:75 hit、合計:554,563 hit

二十三話 ページ24

神ファンサ上杉くんの演奏は音楽教師のツボに入ったのか2万8千点という高得点を叩き出し、旗印戦の勝利を収めた


『上杉くんお疲れ様』
「ありがとう、Aちゃんの応援のおかげだよ」
『1人だけ声出したの恥ずかしすぎたけどね』

爽やかに笑う上杉くんと教室に戻って席に着くと数分もたたず魔村さんが水晶を持って教室に入ってきた

「一同 注目」
「おはよう」

あの不気味な水晶から挨拶され顔が引き攣る

「今日から特進クラスに転校生が加わります。」
「フッ、急だな」
「どうぞ」

魔村さんの声掛けと共に教室に入ってきたのはサングラスをかけた…大人だ。え?同級生?

ゆっくりと教壇に立ち、その人は口を開いた

「徳川家康だ。」

「この方が、徳川家康…」
『この方が…?』

何か知っているようなみやびちゃんに?が飛ぶが魔村さん達が去って行きゆっくりと席に向かう徳川くん…さん?

どっしりと座った席は私の横。嘘でしょ怖すぎ
チラチラと横見で覗き見ているとウチのチンピラ代表 井伊くん4人衆がこちらへ向かってくる

「おい!何だ?お前そのグラサン」
「ゴミが目に入らないようにな。」
『…アレルギー的な?』
「Aちゃん!しーっ‼︎」

花粉とかそういうのあるよねと思っていたら口に出ていた。豊臣くんに注意されてしまったので静かにしておこう

「…おいてめぇ、こっち見ろよ。ビビってんのか?」
「ゴミをまじまじと見つめる人間がどこにいる?」
「チッ…ゴミだぁ?」

『うわ、二人称ゴミって…』
「やめましょうよ。あの…朝ですし。」

目が弱い系の人かと思ったら普通に失礼な人だった。
止めようと明智くんが声を出したが、それに被さるように豊臣くんがいつもの調子で出てきた

「まぁまぁ…2人とも落ち着いて。どうしてもいうなら 旗印戦で、」
「旗印戦ね。いかにもゴミどもが喜びそうな催しだ。」

「しかも、あの使い古されたボロボロのホウキみたいな頭のヤツがトップとは…高が知れている。」

馬鹿にしたように武田くんに目をやる徳川くん。
それと同時に勢い良く席を立つ私とみやびちゃん

『ねぇ、ちょっと!』
「おやめください!」
「お〜、焼けた焼けた」

ツカツカと徳川くんに2人で歩み寄るが突如現れた織田くんの声に遮られてしまった
いい匂いだ、私も食べたい。ホタテに私の意識が逸れている間に武田くんは教室の外へ出て行ってしまった

二十四話→←二十二話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (414 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
919人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

間取り(プロフ) - 名無しさん» お優しい御心遣いとても嬉しいです…。こえ様へ連絡させていただき、文章の訂正をして頂けましたので名無し様もご確認いただけたらなと思います。間取りは名無し様の為にこれからも更新を頑張りますのでまた何かあればご報告をお願いいたします☺️🙏 (2022年9月22日 23時) (レス) id: 35a743c5e2 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 書き上げる→書き上げられる、ですね。誤字、失礼いたしました。シリーズにつきましては是非ご自分のペースで作品の更新をして貰えれば嬉しいと考えています。これからも応援しています。いつも素敵な作品をありがとうございます。 (2022年9月19日 23時) (レス) id: 20a38a5636 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 間取りさん» 勝手ながらご報告することにしました。確かに心配はしましたが、私としては間取りさんがのびのびと素敵な文章を書きあげるように過ごして下されば、それで満足ですので、どうかお気になさらないで下さい。 (2022年9月19日 23時) (レス) id: 20a38a5636 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 間取りさん» ご確認して頂きありがとうございます。間取りさんの「どうしようもなく君が好き」シリーズは、しんしんの二次創作の中でとてもお気に入りで、いつも楽しませて貰っている分、間取りさんの知らない所でその素敵な文章が勝手に使われていることに悲しくなってしまったので (2022年9月19日 23時) (レス) id: 20a38a5636 (このIDを非表示/違反報告)
間取り(プロフ) - 名無しさん» ご報告ありがとうございます!今、該当作品を確認させていただいたんですが確かに私の作品と似ている所が多々見受けられたので一度作者さんとお話しさせていただこうかなと思います。せっかく楽しんで読んでいただいているのにご心配かけて大変申し訳ないです…😭 (2022年9月19日 21時) (レス) id: 35a743c5e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:間取り | 作成日時:2022年8月7日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。