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Daiki





有岡「そっか。

  好きな人は、出来た?」





どさくさに紛れて聞いてみた。






A「えー、まだだよ。

  有岡は?」






有岡「好きな人、いる」






A「そっか、いるんだ」





嬉しそうに微笑んで





A「うん、頑張って!」





他人事のように応援された。

自分の事だって、ちょっとは分かってる?

「誰、誰?」とか聞いてこないって事は、俺の気持ちに気づいてる?







有岡「あのさ、夏休み、どっか行かない?」





A「え?夏休み?

  どっかって、どこら辺?」





有岡「えっと、プールとか、花火とか、映画は夏じゃなくてもいいけど観たいのがあれば。

  あと、ディズニーとか、あとなんだ・・・」






A「あとは誰誘うの?」





有岡「あぁ、二人でとか思ってたんだけど」





A「ふふっ、やっぱ有岡、デート慣れしてるからね。

  二人でもいいんだ」





有岡「別に、デート慣れなんてしてねえし」





A「有岡と二人って、大丈夫なのかな」





有岡「何が?」





A「楽しい?」





有岡「え・・・楽しいかどうかは、わかんねえけど」





A「誰かに見られて、勘違いされたら困るんだけど。

  だから、他にも誰かいたらいいよ」






有岡「それって、トラウマ的な?」





A「まあね・・・」





下を向いて、口元をキュッとしめている。





有岡「ごめん・・・俺・・・」





A「あぁ、こっちこそごめん。

  有岡がモテるのがいけないんだからね!」






作り笑顔・・・だよね。







有岡「モテねえよ。

  モテてたら、もっと・・・」






A「もっと?」






有岡「いや、なんでもない」






A「部活と塾がない日にしてね」





有岡「塾、母ちゃんから聞いたけど、結構あるの?」





A「んー、15日間」






有岡「すげーな、そんな?」





A「みんな行ってるよ。

  私の予定をポストに入れとくね」





有岡「ああ、助かる。

  なあ、携帯持ってないの?」






A「うん、ないけど?」






有岡「欲しいとかないの?」






A「うん、特に・・

  うちに電話するのいや?

  有岡なら別に大丈夫でしょ?」






有岡「うん、まあ・・・」






A「じゃあね、部活頑張ろうね!」





学校に着いた。

久々に喋ったな。

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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年8月29日 23時

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