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38 Daiki 夏休み ページ38

Daiki




その後も、部活に行事にと毎日忙しくて。



中間テスト、体育祭、部活の大会、期末テスト。




あっという間に夏休みになって、少し日に焼けたAと、うちの門を出たとこで会った。






A「おはよ」




有岡「おはよ」




A「部活?」




有岡「うん」






どうみてもサッカーの練習着上下を着て、長いソックスをはいてるんだから分かるだろ。



Aは、学校の体操着とハーフパンツをはいていて、体育の授業と一緒。

違うのは、白いキャップをかぶっていて、後ろの穴から結んだ髪を出している。






有岡「ラケット、毎日?」





A「うん、一年は置いとくとこないの」





俺より、半歩後ろにいるから、少し後ろを向き質問をした。






有岡「そっか、面倒だな」





A「ううん。

  こうやって肩にかけるの、憧れてたからいいの」





有岡「ふーん」






A「日焼け止め塗ってるのに、こんなに焼けちゃって。

  そっちのほうが面倒だし、迷惑」





細い腕を見せてきたので、その隣に俺の腕を並べた。





有岡「まだまだだな」





A「やだ、そんな黒くなったらヤバいって」





有岡「女子は、白いのがいいのか」





A「うん、絶対可愛くない?」





有岡「別に?

  部活頑張ってんだから、仕方ねえじゃん」






A「ねえ有岡・・・

  なんか怒ってる?」






有岡「え?別に怒ってねえけど」





A「あ、ちょっと大人になったのかね。

  落ち着いてるっていうか静かになったというか、カッコよくなった。

  ふふふっ」





有岡「なんで笑うんだよ。

  そう思ってねえだろ」





A「さあ、どうでしょう」





有岡「なんだよ、それ。

  Aは、明るくなった」






A「そっか・・・それは、そうだと思う」





有岡「え?」





A「小3と小4の時は、有岡の事、大っ嫌いと思ってたし、

  小5はいじめられないように、目立たないように。

  小6も有岡の周りに行かないように、幼馴染感消すように生きてきたから。

  それが解放されて、楽しく過ごしてる。

  あの有岡の周りにいた女子たちは、未だに苦手で逃げちゃうけど」





少し表情が曇った。

未だに嫌な思いをさせてるんだ。






A「新しい友達も出来たし、楽しい事の方がいっぱいあるから」







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作者名:やまぱん | 作成日時:2018年8月29日 23時

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