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A「うわー、美味しそう!」
ダイキ「ママは、コーシー?」
A「うん。大ちゃんもね」
大貴「うん。ダイキはなんだ?牛乳?」
A「そう!大きくなるようにね」
大貴「嫌味か!」
ダイキ「だいちゃんは、ゆうやよりちいさいね」
A「ダイキ、そういう事言わないのよ。
大ちゃんは、雄也より全然頭がいいんだから」
ダイキ「ふーん」
A「でもさ、ダイキ、私に似てるから、雄也みたく大きくなれるかもね」
大貴「俺の子だから、大きくなんねえわ!」
A「ちょっ・・・」
大貴「あ、いや・・・その・・・」
つい言ってしまった事だけど、二人とも焦って、少しだけ沈黙があった。
二人とも横目でダイキの様子を見ると、コップのとってを両手でつかんで、ゆっくり牛乳を飲んでいた。
そして、コップを口から離すと、口に牛乳のヒゲが出来ていた。
プッ!!
大貴「やべー、ダイキ、可愛いなー」
『親バカ!』って言いそうになったけど、グッとこらえて、お口ふきのウエットティッシュでふいてあげた。
「俺の子」発言は、ダイキは無反応だし、すぐに無かったことになった。
ダイキ「ケーキ!たべる!」
大貴「今日は、ママの誕生日だから、ロウソクをフーッてしないと」
ダイキ「ダイキがやるの!」
A「ダイキね、上手く出来ないから、練習の為に一緒にやろうかな」
大貴「そっか、そういうもんなんだ」
ダイキ「ママ、なんさい?
ロウソク、なんこ?」
A「何歳かは聞かなくていいし、ロウソクの単位は何本だからね!」
大貴「まあまあ、怒んなって。
で、一応確認だけど、何歳になったの?」
大ちゃんまで、ロウソクをさしながら、そんな事言い出した。
A「・・・さい」
大貴「はい、八本立てましたよ!」
A「え?今の、聞こえたの?」
大貴「好きな人の年齢くらい、分かります!
あっ!!」
A「な、何よ!急に大きな声出して」
大貴「火、点けるもん忘れた・・
ライターとかある?」
ちょっとドキドキする事言われたのに、すぐに雰囲気ぶち壊されて・・
A「はい、ライター」
大貴「え?誰の?」
意地悪のお返し・・・・
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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年11月5日 12時