検索窓
今日:3 hit、昨日:51 hit、合計:198,243 hit

4 ページ4





まだ8時前、子供の事が気になってると言うのもイヤで・・・




A「ううん、大丈夫・・・

  大ちゃんに、またご馳走になっちゃったね、美味しかった。

  ご馳走様でした。

  デートみたいで、ちょっと緊張したし」





大貴「つーか、みたいじゃなくてデートだったんだけど。

  帰ろっか。

  ママが、遅い時間まで出かけてるなんて、良くないよな」





A「え・・・

  大ちゃん、話したい事あるって言ってたし」






大貴「んー、何か俺とあんまり話したくないっぽいし。

  思ってる事も言ってくんねえし。

  また、会えるよね」






A「もう、会わなくていいよ。

  その方が、お互いの為だから。

  今日会えたのは、ちゃんとケジメつける為だったのか・・・」





「かも」と言いかけた所で、繋いでいた手がグッと引っ張られ、大ちゃんの胸の中に収まった。


そして、繋がれてない腕が、私の頭に絡まってきた。


耳元が温かくなり、低い声が、耳から体全体に伝わってきた。





大貴「絶対、また会うから・・・

  Aのいう事なんか、もう聞かねえから。

  俺がしたい事をする・・・」





そんな強引な事を言われたのは初めてで、らしくない言葉に、ドキッとした。



夏の終わりの波の音が、ザーーザーーと沈黙を作らせずにいて。


繋いだ手の力が、緩んでいった。






大貴「もう、絶対離れないから。

  俺は、ダイキくんの父親だと認めて欲しいし、Aと夫婦になる。

  だから、思ってる事、考えてる事、ちゃんと言って欲しい。

  我慢してる姿とか、マジ見たくない。

  俺、すげー辛かった。

  Aが消えた時も、手紙を見つけた時も、会いたくて会いたくて仕方なかった。

  もう、あんな辛い思いしたくねえし。

  Aとダイキくんを、ぜってー幸せにすっから」





緩んだ手がそのまま離れて、今度は私の背中に回り、グッと抱き寄せた。










ずっと抱きしめられたかった。



そばにいてくれるだけでも良かった。



自分が選んだ道が、間違ってたんじゃないかって何度も思ってた。



ダイキの為にも、お父さんは必要だと思うし、



まして、お父さんの事をずっと今も好きだから・・・






5→←3



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (297 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
787人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2017年11月5日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。