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斜め後ろから、大ちゃんの運転する姿をみるのも新鮮で。
じっと見てても、気が付かれないかなって思うと、ちょっと嬉しい。
大貴「やべー、緊張してきた」
A「大丈夫だって。
私もフォローするし」
大貴「そうだけどさー」
そんな事を話してたら、会場の駐車場に着いた。
ダイキを降ろしてくれて・・・まあ、雄也もやってくれるけど、大ちゃんがやってる姿が、なんか嬉しい。
荷物を持ってくれて、反対の手はダイキと手を繋いでいて。
ダイキのもう片方の手は私の手と繋がれている。
家族だったら普通の光景も、まだ家族になれない私達には、ちょっと恥ずかしい。
ましてや、先生や一部のママには、母子家庭だって知られてるし。
シートを敷き、三人で座ってプログラムを見ていると、私のスマホが鳴った。
母からだ。
A「駐車場に着いたって。
迎えに行ってくる」
大貴「おぉ・・・」
全然目が笑ってない大貴が、心配だけど・・・
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母「おはようございます」
大貴「おはようございます。
初めまして、有岡と申します。
よろしくお願いします」
母「Aの母です。
いつも、二人がお世話になりまして。
こっちが父親です」
父「あ、どうも・・」
大貴「あ、あの・・・えっと・・・」
と、丁度いいタイミングで放送が流れ、子供を応援席に連れて行く事になった。
大ちゃんも、ダイキがいる所では、何を話していいのか、余計に分からないんじゃないかと思って。
A「ダイキ、みんなのとこ、行こ！」
ダイキ「うん！」
母「ダイキ、頑張って！」
大貴「ダイキ、一等賞だ！」
そう言って、二人でハイタッチしていた。
そんな事、いつ練習してたんだろ。
相変わらずの父・・・
ダイキの事、可愛いのに・・・
A「では、行ってきまーす！」
ダイキ「いってきます！」
みんなに手を振って、担任の先生の所に連れて行った。
大ちゃんの事が心配で、ダイキを置いて、急ぎ足でみんなの所に戻った。
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作者名：やまぱん
| 作成日時：2017年11月5日 12時
