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ダイキの食事を、見ながら食べてて。
ポテトサラダが、スプーンからポトッと落ちたのを、大ちゃんが拾って口に運んでた。
大貴「ん?味付けも違うの?」
A「うん、少しだけね、薄くしてる」
大貴「先週、雄也さんとご飯って、どんな風に食ってんの?」
A「多分、行きつけの店に行って、味を薄くしてもらってるっぽい。
この前は、昼はパスタで、夜はチャーハンだったみたいだけど」
大貴「へー、そうなんだね。
ダイキ、きゅうり美味しい?」
手づかみでキュウリスティックを食べているダイキに、質問をしていた。
ダイキ「おいちい」
A「スプーンとかフォークでも食べられるようになったんだけど、物によってね、上手く食べられないから。
歯もね、まだ全部生えてないし」
大貴「そっか・・・色々知らねえ事だらけだな」
A「本気の離乳食の頃よりは、楽になったよ。
ダイキ、大ちゃんも一緒で嬉しいね」
ダイキ「ママ、嬉しいねー」
A「え?・・・」
大貴「ママも嬉しそう?」
ダイキ「うん!」
大貴「大ちゃんも嬉しいよ!」
そう言った後、私の事をチラッと見て、ニコッて笑った。
やっぱり二人っきりより、三人の方が楽しくて。
まあ、三人で暮らすようになったとしても、大ちゃんはお仕事もあるし、毎晩一緒に食べるのは無理だけど。
ある時期、孤食だったから、今は・・・今日は、本当に幸せだな。
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ダイキ「ごちしょうしゃまれした!」
A「ダイキ、今日はいっぱい食べたね。
私も、手抜きさせてもらっちゃって、ごちそうさまでした」
大貴「俺だって、二人と一緒で嬉しかったよ。
ごちそうさま!
で、ダイキのこの顔と手の汚れは、どうするの?」
A「この、ウエットティッシュでふいて。
この後お風呂だけど、色んなとこ触ったりするからさ」
大貴「俺、やってみる」
A「うん、お願いね。
大ちゃん、お薬は?まだ飲んでる?」
大貴「あぁ、飲む。
なんかそれ、Aに言われるの、安心するわ」
A「そお?はい、お水ね。
お風呂は、どうしよっか」
大貴「希望を言うと、Aがダイキを入れるのを見たい」
A「えっ!」
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作者名:やまぱん | 作成日時:2017年11月5日 12時