検索窓
今日:42 hit、昨日:3 hit、合計:198,231 hit

13 Daiki ページ13

Daiki



子供用のイスと大人のイスが二つあり、そこでご飯を食べているのがわかった。




いなくなったダイキは、その隣のリビングにいて、おもちゃ箱から何かを探していた。




A「ダイキ、もうお風呂だから、おもちゃダメよ」




ダイキ「パパにみしぇるの!」




A「え・・・」





Aもビックリしてたけど、俺もビックリした。


二人で目を合わせたけど、次の瞬間、ベランダへの窓の鍵を開けていた。





ダイキ「おちゅきさま、半分開いてるよ」




そういや、今日は下弦の月だって、さっきAが言ってたっけ。


「開いてる」っていうのが、穴が開いてるイメージなんだろう。

俺には、分かる・・・





A「ダイキ、小さい声ね」




そう言われて、右手の人さし指を立て、口の前にもってきて「シー」って格好をしてるのが、可愛い。





ダイキ「パパ!じぃじにトーマスもらった!

  ばぁばは、ふく。

  ママは、くっく!」





それぞれのものを、色んな所から持って来て、月に見せていた。


次に、玄関の側から、大きなものを運んできた。


三輪車だ。




ダイキ「しゃんりんしゃは、ゆうや!」





まだ上手く乗れないようで、またいでみたけど、前に進んでなかった。





大貴「ダイキ、押すよ!」




ダイキ「うん!」




ダイキは、足を乗せる台に、足を置き、嬉しそうにハンドルを握っていた。


シンプルな白い三輪車・・今どきのって、やっぱかっこいいよなーって思いながら、キッチンまで押してきてしまってた。





ダイキ「おりる!」





ゆっくり一人で降りると、冷蔵庫の扉を開けようとしてた。




ダイキ「ママ、あけて!あけてよー」




A「何が欲しいの?」




ダイキ「ジューチュ。りんごのジューチュ」




A「飲むんなら、ストローつけないと」





そっか、まだストローが必要なんだな・・・

Aからリンゴのジュースを受け取ると、それを持って、また窓の外に出た。





ダイキ「パパ!だいちゃんからもらった!」




大貴「え・・・・」





かなり複雑な心境だけど、でも嬉しかった。


ただのリンゴジュース・・・覚えてくれてたんだ。


そして、それを俺に差し出して「のみたい!」と言ってきた。


開けてくれって事なんだろう。





ストローをもらってこないと・・・





こんな日が来るなんて、嬉し過ぎてまた涙が出てきた。





14→←12 Daiki



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (297 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
787人がお気に入り
設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP , Daiki
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:やまぱん | 作成日時:2017年11月5日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。