。繰り返して45回目 。 ページ47
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「私を必要としてると言ってたので…止めに入られると思いましたが、大丈夫そうでよかったです。」
「繰り返すのなら…また君の絶望した顔が見れる。
あと1回ぐらいは見てもいい。
それに_____」
「……」
「君の事を愛してやまない男が暴れ回ってる。
私の仲間も、呪霊もボロボロだ
また己の目的のために準備するのが面倒くさい。
いっそのことやり直してくれ」
「…」
「五条悟がそろそろここに来るだろう。
今正面衝突しても嫌だからね
……私はお暇させてもらうよ」
「五条さんが……」
、
「じゃあ……
_______またね、A」
そういい笑いながら夏油傑は闇に消えていった。
静まり返った神社。冷たい風が頬を掠める。
ナイフを持ち直せば、手錠の音が響き渡った
「…」
……馬鹿ね、'' また '' …なんてない。
誰が……ただ死んでループを繰り返すだなんて言ったの?
五条さんが来る前に…やるべき事がある
それは______
、
「みんなの……私に関する記憶を閉じ込めよう」
そして、私自身も閉じ込めてしまえばいい。
夏油傑は言っていた。
人や記憶、モノを閉じ込めることが出来るって
そしたらきっと…私が死んでループした世界には梵 Aという存在自体がないはず。
誰の記憶にも私はいない。これがきっと、1番いい方法なんだ。
みんなは私の記憶がないだけで、いつも通りの日常がかえってくるの
「……」
横たわる伏黒くんたち。
息をしてるのがやっとだろう、出血の量が物語っていた。
……大丈夫だよ、もうすぐ楽になるからね、
……怖かったよね、痛かったよね。苦しかったよね…
ごめんね、
「っ……」
…こんな悲惨な記憶…私だけで十分だから。
せめてもの罪滅ぼしとして…これぐらい、どうってことない
ナイフを握り直して、勢いよく腹部へ刺した。
「ッ……」
痛みで顔を歪めた。
その瞬間、
、
、
、
「……何してるの」
夏油傑の言ってたように、
背後から聞こえたのは五条さんの声だった。
目隠しをしていないその目は大きく見開かれていた
「……五条さん…」
……もう…会えないって思ってた
「悠仁たちも……なんで、こんな…」
五条さんが来て安心したのか、力が一気に抜けた。
「A!!!!!」
倒れる私を五条さんが受け止めた。
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時