。繰り返して41回目 。 ページ43
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野薔薇ちゃんを運ぼうと立ち上がった。でも……
「外せない、っ」
高専でつけられた手錠。ただの手錠じゃないのか
力を入れようがビクともしない
「っ……」
大切な仲間1人さえ救えない、手錠ひとつも外せれない。
自分の無力さにとことん腹が立つ。
手錠を取ろうと野薔薇ちゃんのトンカチで殴り続けた。
手首や手に当たろうが血が出ようが手錠を殴り続けた。
その時。
「それ以上傷物にならないでくれ」
「!!!」
夏油傑の呪霊により私は身動きを取れなくなった。
「Aさんッ!!!!!くそ、っ」
「Aさんを解放しろ!!!!」
伏黒くんと悠仁くんがそう言えば
、
「_____少し黙らせようか。」
と、夏油傑は伏黒くんの首を掴んだ。
「伏黒!!!!ッくそ、動け、動け……!!」
「やめて、お願い……!!!!」
これまでのループを思い出す。
拘束されていて手を伸ばすことも出来ない。
もうあんな思いしたくない、私をひとりにしないで、
また…また、誰も救えないの、?また目の前で失うの?
「………やめて…」
もう、これ以上は…ッ
「見せしめに1人殺すとしよう」
夏油傑が大鎌を持つ呪霊を出した。
「ぐっ、」
顔を歪める伏黒くん。
「ぁ……あ……ッ」
______嫌
、
「さあ……」
______嫌、嫌、やめて
_____
【Aさん〜!聞いてよ!伏黒と虎杖がさ〜!!
任務でヘマしたんだけどこれがまた面白くって!】
【やめろよ釘崎!恥ずかしいだろ!】
【俺はともかく虎杖の方が酷いと思うけどな】
【なんで簡単に俺の事見捨てるんだよ!!!!】
【ははっ、なになに、聞かせて野薔薇ちゃん】
_____
「……」
あの何気ない日常を望んでなにがいけないの…
あの子たちの幸せを、みんなの幸せを願っても願っても
叶わない。
力がないと…未来も変えられないの、?誰も救えないの?
、
「_____死んでくれ」
「ッ!!!!!」
目の前で大鎌が伏黒くん目掛けて振り下ろされる。
「……だめ…」
前のループで殺されたみんなを思い出した。
、
、
「_____もうこれ以上、ッ
___________誰も殺さないでッ!!!!!!!」
私が叫んだ瞬間。
黒い扉が現れ、大鎌を持った呪霊が消滅した。
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時