。繰り返して25回目 。 ページ27
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「どういう……」
理解ができない、手の震えだけじゃなく声まで震えた。
「だから、もう既に貴方の母親は死んでるのよ?
殺されたらしいわ!
Aを預けてすぐのことだったらしいけど…」
……お母さんが?どうして、?私を預けたあと?
なんで…
「なに、いって、ッ……」
声が震える。望未さんのことだ、嘘に決まってる、
「お父様ったら、Aをあの家に閉じ込めるために
言わなかったのよ。現に暴力振るわれようとずっと母親をあの家で待ってたじゃない!」
「はぁ、はあッ……」
呼吸が苦しい。嘘だよ、そんなわけない、
お母さんは……お母さんは…っ
「いいもの見してあげる……」
そう言いながら
「遺体確認の時、貴方の写真を持ってたそうよ。
お父さんの書斎から見つけちゃったの!」
望未さんは胸ポケットから1枚の写真を出した。
私が笑っている写真だった。
でも見てわかるように、写真は古くて、
血のようなものが所々についていて赤黒かった
「……」
「もう一個面白いこと教えてあげる。
貴方の母親を殺したのは……
、
________五条家の連中よ。」
「ッ……」
_____
【お母さんね、頑張るから、っ
だから…だから……待っててくれる?お母さんのこと……】
_____
_____
【__僕の婚約者だから、勿論僕が引き取るよ?】
_____
お母さんと五条さんが脳裏に浮かんだ。
「どう……して…」
「さぁ、詳しいことは知らないわ。
私も最近この事実を知ったんだけど……流石に面白かったわ!
ある意味運命なのかもしれないわね、貴方たち。」
どうして……五条家がお母さんをそこまで…
分からない、分かんないよ、っ
「さっきの威勢はどうしたの?貴方も母親のように
死んでくれたらありがたいのに」
「ぁ、っ……」
呼吸が上手くできない。苦しい。
足までふらついて来て、怖い。
そんな私に
「これ、ずっと邪魔だったのよね。」
そう言い、私の小さな鍵のペンダントを首からチェーンごと引き剥がした。
「返して、っ!」
取り返したいが身体が言うことをきかない、苦しい
「昔…五条先輩も似たやつ持ってたのよね…
出会う前から貴方たち運命だったのかしら??
まあ自分の母親を殺した奴らが婚約者だからそれなりに運命なんだろうけど…」
「やめて、返して……!!」
「母親からもらったんだっけ?これ。」
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アキ(プロフ) - 黒姫ユキナさんの作品どれも泣いてしまう作品ばかりでほんとに読んでて切ない、😭💕 (2022年10月28日 20時) (レス) @page21 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ドキドキとハラハラが止まりません…‼︎更新いつも楽しみにしています! (2022年10月27日 20時) (レス) @page44 id: ab187a6c5b (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 応援してます! (2022年10月27日 19時) (レス) id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
ラグすぎるって - 夢主ちゃんが幸せになりますように! とても素敵作品で続きがとても気になってハラハラドキドキしてます! 更新頑張ってください!! (2022年10月27日 19時) (レス) @page44 id: 62ead42611 (このIDを非表示/違反報告)
︎︎ラムネ - 毎日読ませて頂いてます 🙏🏻 とても素敵な作品ありがとうございます 。 (2022年10月27日 6時) (レス) @page37 id: a6303a4f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年10月21日 20時