【2j3j】風紀委員長を振り回したい【fw】

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「文化祭の出し物についてですがー…」




文化祭実行委員の人が黒板の前で皆に意見を聞いて

コスプレ喫茶やメイド執事喫茶、劇など、いかにも青春な案が出てきた

そんな中、おずおずと女の子が手を上げて喋りだした




「あ、あの、メイドとか、コスプレとか、風紀委員は、大丈夫なんですか…？」




これはさすがの私も目をまん丸にした

そうしたら、周りの子もそれな…、私ずっと思ってた…などと言い出した

え、えぇ〜…誤解を解かなければ…




『あー…大丈夫です、文化祭はイベント事なので、風紀とかは酷くなければ関係ないです。風紀委員も、その日は目をつぶります』

「え！マジ！うっそ！！風紀委員好き！！」

「よっしゃー！！ナイス〜！！！」




そう言えば、周りからは歓喜の声が聞こえた

良かった…なんか風紀委員好きって言われた…

辺りを見渡せば、不破くんも何故かにっこりしていた

え、どうしたんだろうあの人…




「じゃあ俺メイド執事喫茶に賛成っす」




突然、不破くんが急に喋りだした

メイド執事…！？いいのか！？お前もするんだぞ！？

不破くんがそんな事を言ってしまえば、仲がいい三枝くんや黛君なども賛成しだした

2人だけではない、不破くんにいつも引っ付いてる女の子までもが賛成しだした

クラスの半分以上の人が賛成してしまった




「それじゃあ、メイド執事喫茶に決まりました」

「あーし、カフェのバイトしてっから、色々聞いてくるよ〜」

「厨房と接客に分けんとねー」




いやいや、私はどう考えても厨房＿＿

待って私料理なんて壊滅的に出来ない

ど、どうしよう…

陰キャにメイドは無理に決まってる…




「今日はここまで、また明日話し合います」

「はーい」




やっと終わった…

陽キャしか喋ってなくて陰キャの立場なかった…

文化祭…




『一般公開だし、お母さん達呼ぼうかな…』




この時私は、自分は厨房をやると信じてやまなかった…




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