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『あ、え、と、良いけど…不破くん、』
人気者だし、私とまわっても_
そこまででた言葉を慌てて飲み込んだ
ダメだ、不破くんを困らせてしまう、
しかし、何故私なんだ
私は彼についてまだ何も知らない
別に、知ろうとも思ってないけど…
『なんでもない、一緒にまわろっか』
そんな事を言うと、彼はよっしゃあ!!とガッツポーズをした
何がそんなに嬉しいのか…
見回りも一旦終わり、不破くんとの約束の時が来てしまったので、大人しく着いていくことにした
『ごめん、おまたせ』
「んはは、待っとらんよ」
惑星を1つ飛び消す勢いのイケメンスマイルで手を引いてくれた不破くんに不思議な感覚を覚えた
…なんだか照れくさいな、えへ
「俺の友達、いっぱい紹介してええかな…?」
『あ、うん、良いよ』
この時彼女はなんでねん、と心の中で思ったらしい
まさかこれが友達と自分の将来の彼女とは仲良くなってて欲しいから、と彼が考えてるなんて地球がひっくり返っても思わなかったからだ
行く人行く人に挨拶される不破くんは本当に人気者なんだと関心してしまう
「お!来たきた!!ふわっち〜!!!」
「お〜かなかな!ずはあ!!!」
最初に紹介された友達は、違うクラスの叶さんと葛葉さんだった
……いや、叶さん…なんやねんその髪色。校則違反にも程があるだろと思ってしまったが、今は気にしない事にした
『西宮、Aです…よろしくお願いします…?』
なんで私はこれから絡むかも分からない人達に挨拶しているんだ…?
…風紀委員長やってます、と言うと若干お2人に目を逸らされたのでちょっと面白かった
私が挨拶をすると、葛葉さんと叶さんがニマニマしだした
「ふわっち〜、もしかして、おデート?」
『はぁっ、!?ちがっ』
「にゃはは、そう、デート♡」
『ふ、不破くっ!?』
そう言った不破くんに顔を真っ赤にしながら反論すると、よけいに叶さんと葛葉さんにからかわれた
ちくしょう……
その後も、何クラスか行って友達が沢山できた
…不破くんのおかげだ
『もうすぐでクラスの交代の時間だ、不破くんもでしょ?』
「そうやけど…もうちょっと一緒に居たかったなあ」
『……………………はやくいこう』
「んはは」
『笑うな』
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しき(プロフ) - まじで更新ありがとうございます!!!!!! (2023年1月9日 17時) (レス) @page22 id: a69f66229b (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわたつのり(プロフ) - あこさん» ありがとうございます……!!!確かに普通に勘違いしちゃいますね…!!どっかに書いとこうかな… (2022年11月7日 19時) (レス) id: 66204f4837 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - あ、年齢フラグってやっぱバグ?ですよね!そういう展開になるのかと思った…あと何故か読んでも見たもの履歴上に行かないんですよね…厄災?(ごめんなさいいい忘れてましたがめっちゃこの話好きです。待ってます〜 (2022年10月29日 14時) (レス) @page20 id: d7fb7616a3 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわたつのり(プロフ) - 私の小説ってなんか年齢フラグたつようなとこありました…??全然解除されないんですけど…とほほ… (2022年10月14日 19時) (レス) @page20 id: 66204f4837 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわたつのり(プロフ) - お気に入り1000人いった…!!!!!わーい!!!ありがとうございますー!!!! (2022年10月12日 8時) (レス) id: 66204f4837 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふわふわたつのり | 作成日時:2022年9月3日 13時