【2j3j】風紀委員長を振り回したい【fw】

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今日は文化祭当日

クラスの出し物には首を突っ込まないと言ったが、風紀委員は風紀委員なりで学校全体の見回りをしないといけない





「Aちゃんはお昼からだよね？」

『うん、私はお昼から！』




午前は風紀委員の方へ行くので私はお昼からだ

もうすぐ文化祭が始まる頃、風紀委員で集められていた

先生の話によると、1時間交代で学年ごとで見回りをするらしい

私はメイド服を着なきゃいけないけど、さすがにメイド服で見回りとか頑固拒否なのでいちいち着替える事にした

ちなみに大事なことを言い忘れていました

私達は今3年生なので高校最後の文化祭です




「西宮さん、見回り最初俺たちだけど俺トイレ行ってくるから先いってて、ごめん〜！！」

『あ、うん、分かったー…』



トイレぐらい待つが？

多分どっかで彼女と待ち合わせでもしてるんだろう

とりあえずあいつは処刑台っと…メモメモ…




『1人になっちゃったなぁ』




あの毒素の溜まる男のせいで私は一人ぼっちだ…

とりあえず休憩がてら体育館裏に腰かける。ここはベンチとか気の利いたものがないので地面にな！！

てゆうか、うちのクラスは準備がギリギリでまだ１回も着たことないけど




『メイド服、似合うかなぁ…』




ぽつりと言ったことがその場で響いた

小さい声だったのに




「俺は似合うと思うけどなぁ？」

『わっ、ふ、不破くんっ、！？』




走ったのか

私を探したのかは分からないけど、いや、これは自惚れか…

不破くんは汗をかいていた




「にゃはは、一応Aちゃん探してた」

『う、おぉ、そ、そっか……あっ、ありがとう』




私を探しただけでも重労働なのに、不破くんは私に飲み物を渡してくれた




「りんごジュース、いつも飲んでるよね」

『知っててくれたんだ…うん、好き』




私の好きなりんごジュースをくれて、嬉しくなってはにかんだ

不破くんも私を眺めにこにこしていたが、恥ずかしくなってすぐ目を逸らしたので惚れずに済んだ

あっぶねぇ〜…ちょっと好きになるとこだった…




「……あのさ、Aちゃんって、この後の休憩いつなん？」

『え、えっと、あと、30分くらい経ったら』

「そっか…あのさ、出来たらで良いんだけど…その後一緒に回ってくれんかな…？」











私は初めて、不破くんと目が合わなかった

















私は初めて、不破くんが顔を赤くしているのを見た



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