元最強のテニスプレイヤーが、今では立海テニス部のマネージャー！？

無理やり逆ハーにしていくぜー！！ ページ28

Aside



立海テニス部のマネージャーになり、早数日。大分この部にも慣れてきた。最近ではサボり組(主に赤也君、ブン太先輩、雅治先輩だが)を迎えに行くところから私の仕事が始まる。


『さて。まずは…雅治先輩からだな。この時間なら…多分屋上だな』



ｶﾞﾗｯ



……いた。

雅治先輩は屋上についている柵に体を預けて空を眺めている。

一体何をしているんだろうか？雅治先輩は不思議な人だ。たまに心の中を見透かされているような、そんな言動をする。それに、なんか色んな方言をつかう。一回、『雅治先輩の故郷ってどこなんですか？』と聞いたところ、うまくはぐらかされてしまった。
まあ、とにかくなぞなのだ。この先輩は。プリとかいう可愛い感嘆詞を使うし。…………プリって可愛いよね？


『雅治先輩。そろそろ部活の時間ですよ。』


仁「ん？ああ、A。…………お前さんも毎日大変だな。部活の度に呼びに来るなんざ、俺ならそのままサボるかもしれんな(笑)」


『……………でも、結局は部活にくるじゃないですか。それなら、サボらずに来ればいいのに………』


ﾎﾞｿｯと言ったつもりだったが、聞こえていたらしい


仁「プリッ。そこを突っ込まれるとなにも言えくなるのう」


あ、可愛い。……………じゃなくて！！


『私、これからブン太先輩と赤也くんを迎えに行くので、ちゃんと部活に来てくださいね！！』


仁「ピヨッ。……………お前さんと二人っきりになりたくてさぼってるって言ったら怒るじゃろうな((ﾎﾞｿｯ」


『え？なにか、言いましたかー？』


仁「いーや、なんも言うておらんよ。はよいきんしゃい。」

んー、なにか言った気がするんだけど………まあ、いっか


ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ


ﾊﾞﾀﾝ




仁王side



はあ……………可愛い。
前までは可哀想な後輩………てだけしか見てなかった。


仁「アイツの顔見るだけで心が休まるなんて、重症じゃな…(笑)」


Aを好きなヤツはほかにもいる。自覚してないやつとか、ほんとに溺愛してるやつとか、いろいろ………


こんな数日でここまで儂らがAを好きになるなんてあの時はおもってもなかったからな………


仁「………部活、いくか………」



屋上の出口へと向かう足は自分でも思っていたより軽やかで、口元には笑みすら浮かべている

懺悔と嬉しさの舞 ※見なくても大丈夫っす！→←これは、恋か？それとも.......？！

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