大丈夫【バシャーモ】 ページ6
夢主視点
ワイルドエリアでキャンプをしようとエンジンシティを通ると、カブさんに会いお願いしたい事があると言われてジムへ。
ジムチャレンジは休みなのか、ブリーダーの方たちがポケモンを鍛えていたり、コートの整備などをやっていて緊迫感がない。
(お願いしたい事って、鍛錬?)
度々、ルリナ姉さんと出かけていると道に迷っていたダンデさんや、ポケモンと一緒にランニングしているカブさんに会い、その場でバトルをやっていたりしたことから気を引き締める。
「ここの部屋ならいいかな。さっ、入ってくれ」
『失礼します…あの、頼みたいことって…』
予想とは違い、案内された客室に驚きながらも話を促す。
「実は、ターフタウンで怪我をしたバシャーモが保護されて。僕のところへ来たんだが、中々 心を開いてくれなくてご飯も食べてくれないんだ」
そう言いながらカブさんはテーブルの上に、モンスターボールを置きバシャーモについて分かっていることを教えてくれる。
「人に虐められていたり、ポケモン同士で争ったりは無いみたいだけど、捨てられたとかハンターから逃げてきたって事もあるからね」
確かに、ポケモンハンターやポケモンを虐める行為、ポケモン同士の争いはどこであってもおかしくない…だが、痕跡がないとすれば…
『えっと、私は何をすれば…?』
一緒にバシャーモについて調べるのかと思い、炎タイプのポケモンは苦手と再度伝えようとすると、モンスターボールが勝手に動き中から勢いよくバシャーモが出てきて、座っていた私を抱える。
トラウマから炎タイプが苦手だった私は、体を震わしながら自分を抱えているバシャーモの顔を見つめる。
バシャーモの左目には大きな傷があり、見えないのか片目を閉じ、キリッとした表情のままカブさんを警戒している。
「この通り、警戒されてしまって面倒を見ることすら出来なくて…ルリナくんに相談したら、Aくんに頼んでみてはってなってね。思った通り、君にはバシャーモも懐いている」
『でも、私は…』
炎タイプに嫌われていると言おうとするとカブさんのガーディーが散歩から戻ってきたのか、部屋に入るなり私を見つけると嬉しそうに突進してくる。
『きゃっ!!』
炎タイプのポケモンに抱く恐怖心から、身を縮こませる。
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ジョジョらー - 素敵な作品をありがとうございます!私の求めてた作品だ…!面白かったです!!! (2022年10月24日 21時) (レス) @page19 id: 98b7a622f5 (このIDを非表示/違反報告)
月巳椿(プロフ) - IROHA(いろは)さん» 素敵なご感想どうもありがとうございます!ポケモンにもバトル以外の青春があってもいいんじゃないか?と、始めた作品ですので気に入って頂けて良かったです。IROHAさんの作品も、ポケモン一体一体に個性がありとても素敵でした。コメントありがとうございます (2022年5月24日 1時) (レス) id: 28d5cf5fad (このIDを非表示/違反報告)
月巳椿(プロフ) - 遥さん» 反応遅れて閉まって申し訳ありません!気に入って頂けて良かったです。私の都合で更新が止まってしまっていますが、落ち着いたら更新を再開する予定なので楽しみしていただけると幸いです。コメントありがとうございます (2022年5月24日 1時) (レス) id: 28d5cf5fad (このIDを非表示/違反報告)
IROHA(いろは)(プロフ) - 月巳椿様のおかげで、ずーっと求めていたポケモンとの恋愛物語にようやく出会えました。優しく繊細な表現、淡く感じる甘い春の匂いに、もう虜です。ポケモンだって男なのだと。★私も占ツクでポケモン(原型)作品書いてます (2022年5月23日 23時) (レス) id: a7aa44cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - ポケモン×人間の夢小説はあまりないのですごくありがたいです。ポケモン達の溺愛ぶりがすごく良いです。更新これからも楽しみにしています。 (2022年4月19日 23時) (レス) id: a3057ef3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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