異種恋愛【ポケモン】【短編集】

初めまして【インテレオン】 ページ2

夢主視点
親の仕事上、幼い頃から水タイプのポケモンが大好きだった。


家にはコダックとシャワーズ、ラプラスが居て両親が長い間 沖に出ている時はその3匹とお留守番したり、海で親戚のルリナ姉さんと遊んだり、海に住むポケモンと泳いだりしていた。


でもある時から、1人で外で遊んでいると草むらから何かに見られている気配がして、最初のうちは野生のポケモンが興味本位で見てるんだろうと思っていたが、毎回鋭い視線だったため少しだが恐怖心も出てきた。


暫く経ち、海ではなく湖に行き珍しく草タイプのポケモン達と遊んでいると、謝って水辺の近くに潜んでいたマッギョを踏んでしまい怒らせてしまう。


怒ったマッギョが《たいあたり》してこようとしたのを、一緒にいたナゾノクサを守るために抱えて体を強ばらせるとマッギョは鳴き声を上げて、地面へ転がる。


私が驚いていると、艶のある柔らかい鱗肌の持ち主に抱き上げられナゾノクサは危険から逃れた安心から地面へ降り、こちらへ笑いかけている。


『へっ…？』
私を抱き上げていたのは、旅に出るトレーナーが最初に連れていくポケモンの1匹として候補にでているメッソン…の、最終進化系であるインテレオンだった。


多分、その時インテレオンはマッギョに狙い撃ちを決めて幼い私を助けてくれたのだろう。


『ありがとう！かっこいいポケモンさん！』
｢うぉぉれおん♪｣


その時は名前も知らず、思ったことをすぐに話してしまう性格だったので素直にお礼を言うとインテレオンは嬉しそうに鳴き、私の頬へキスをし尻尾を私の首に緩く巻き付けて家へ送り届けてくれたのだ。


それから、私の家に居座り家事や私の世話をしてくれたので両親もインテレオンを気に入り、私の旅に出る時のパートナーにしようと決めたのだ。


でも、私は元から狙われていたのだいつ喉元に手をかけようかと…知的なスナイパーに…

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