【ハイキュー!!】清楚な子【及川 徹】

甘い甘い ページ18

「じゃあ、私達は打ち合わせがある。部屋にでも居ていてくれ」

そう言われて、現在Aちゃんの部屋に居るんだけど…

「女子…」

「…？そうですかね？」

薄い水色がテーマにまとめられていて、これが女子!!見たいなリップクリームや鏡が置かれている。
本棚には分厚い翻訳物の本やファッション雑誌が。…うん、いかにも…

「いかにも女子だね」

「うーん…お姉ちゃん以外の部屋を見たことがないので…よくわかりませんが…」

「俺からしたら凄い女子ー」

「ふむ…」

顎に手をあて、考えるポーズを取るAちゃん。


「あっ、そういえば」

言おうと思っていた事を思い出す

「今度ねー、烏野と練習試合するんだよ」

「えッ、烏野ですか!?」

「うん、誰か知り合いでも居る？」

「あ、幼馴染みが一人…。練習試合ですか…」

「そそ、中学時代の後輩が行ったんだよね。
　で、セッターなんだけど、フルタイムで出すように条件を出したらやってくれるって」




貴方side

「そそ、中学時代の後輩が行ったんだよね。
　で、セッターなんだけど、フルタイムで出すように条件出したらやってくれるって」

セッター…。及川先輩のポジションで…

孝支君のポジションだ。

ってことはもしかして、その後輩さんが出るから孝支君出られない…？

残念…。孝支君のプレー大好きなのに。
でも、及川先輩の試合だもん、絶対見に行く。

「応援いきますね!!」

「よろしく！及川さん頑張っちゃうぞ」


うん、凄く楽しみになってきた。
試合出ないとしても会えるよね。

「何か飲み物持ってきます。」

「お構いなくー」

珈琲、かな。そう思い立ち上がった瞬間

「Aちゃん危な「うわわわっ!?」
　あ、ちょっ…」

何かに足を引っ掻けた。転ぶ＿＿＿

「っと…。全く、Aちゃんはよく転ぶね」

「すみません…あッ、今退きます!!」

及川さんが慌てて手を出してくれたけど間に合わず、及川さんの上に転んだ

直ぐに退こうとしたけど

「…このまま、キスしちゃおっか」

「ほゎぁ!?」

及川さんの爆弾発言

「嫌？」

「そう言う事では…」

「じゃ、遠慮なく」

次の瞬間、唇に何かがあたった

確認する間もなく、直ぐに離れた


顔が真っ赤になってるのが、自分でも分かる

「顔、真っ赤」

「わかって、ます」

ものすごく恥ずかしい

「飲み物取ってきます!!」

「はいはーい」

バタン

部屋のドアを閉めた

ファーストキス、だった

でも、先輩でよかった。そう、思えた。

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