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『きっくん……ッ!!!!』
外から、Aちゃんの声が聞こえた。
窓から外を見ると、Aちゃんとアイツら。
俺の仲間であり、ソウルメイトの。
何してんだろ、としばらく見ていると、Aちゃんはしゃがんだ。
そして、今更Aちゃんが泣いているのが分かった。
何で泣いてんだよ。
何で3人…、アイツらはただ見てるだけなんだよ。
…何で?
また何か言っている。
Aちゃんが、何か弱々しい表情で。
あ「んな事ある訳ねぇだろうが!!!!!!!!」
あろまのデカイ声。
おいおい一応病院だぞおい。
所々、きっくん、と自分の名前が出されている。
俺の事か?
Aちゃんがまた話し出す。
これだけは聞こえた。
『きっくんが記憶喪失になって…ッ』
は?
待って俺、記憶喪失になったってか?
嘘だろおいおい。
ごめんなさい、とAちゃんの声が聞こえる。
震えていて、だけどしっかりと聞こえた。
3人を置いて、Aちゃんは走って行った。
泣いてた。
何で、だろう。
胸の奥がズキズキして、辛くて、痛い。
何で。
Aちゃんの背中が見えなくなるまで俺は、彼女の背中を見続けていた。
ボーッと。
Aちゃん、君は。
俺の、何なの?
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ふらっち(プロフ) - うずらさん» 両思いやんクソうれぴよ。ピブー( ˇωˇ ) (2017年7月10日 19時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - ふらっちさん» 両思いだ(´・ω・`)やった(´・ω・`)(謎のテンション) (2017年7月10日 18時) (レス) id: 6e3abf552a (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - うずらさん» ありがとうございます…( ˇωˇ )お友達なりましょ…??( ˇωˇ )好きです…( ˇωˇ ) (2017年7月10日 15時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
うずら(プロフ) - めっさ面白い……(´・ω・`)作者さんとお友達になりたい(´・ω・`)すき(´・ω・`) (2017年7月10日 9時) (レス) id: 6e3abf552a (このIDを非表示/違反報告)
ふらっち(プロフ) - なーやさん» 読んで下さったんですか!?ありがとうございます…!!更新頑張りますね!! (2017年3月27日 16時) (レス) id: 73f6e2f7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふらっち | 作成日時:2017年3月22日 18時