明日も空は青く綺麗で[きっくん]

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「…もう大丈夫?」

『…うん、ごめ、ん』

目の下を少し赤くして、擦りながら答えるA。
ポンポンと頭に手を置く。

俺の手に甘えるように頭を擦り寄せてくる。
それに応えるように頭を撫でる。

幸せそうに笑うAを見ると、どこか胸が痛くなってきて。

………?

手に重みを感じ、見るとAは目を閉じている。
…寝たなコレは。

「俺は床でいっか…とりあえずAはベッド…に?」

引き剥がして持ち上げようとしたら、自分の服に違和感を覚える。
見るとAの手はしっかりと俺の服を掴んでいる。

「…マジかよ」

仕方ない、俺もベッドで寝るか。

いやいや、俺もいきなり年下の女の子を襲うようなクズじゃないし!!!!
紳士だし!!!!

寝言か何か分からないけど。
時々、俺の名前を呟くA。
心臓に悪い。


すやすやと、気持ちよさそうに眠るAを見ていると、何故か胸が痛くなって、苦しくなる。
同時に熱い。

病気?
いやいやぁ、やっぱアレしかないか。


「…流石にヤバいって…」

恋煩い、きたかもしれません。

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