Episode5 ページ6
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「姫ぇ……」
『サラッと服の中に手入れないでもらっていい?』
「んえ〜?ただのぎゅーよ、ぎゅー」
『明日仕事』
「俺なんも言ってへんけど〜、姫ったらえっちや〜」
『………私が何?』
「‥‥‥すみませんでした」
俺がAちゃんを誘っても、大体こんな感じでスルーされて俺が負ける。
からかってはみるものの、俺の下心が100%なのは事実なので認めるしかない。
お互いに忙しいのは分かるけど、溜まるもんは溜まる。
そりゃあ力は俺のが強いから、無視することもできるけど。
Aちゃんがキレると本当に怖いから、それはできない。
無理矢理とか嫌やし。当然身体目当てではないし。
そもそもAちゃんはそーゆー願望が薄いのかもしれない。
とか何とか思っていた。
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『不破くん明日休みだっけ?』
「うん。Aちゃんもやよな?」
『そうそう。休み被るの久しぶりだね』
週末、風呂から戻って来たAちゃんが髪を拭きながら聞いてくる。
Aちゃんの会社は普通に土日休み。
ホストは土日とかあんまり関係ない。
だから、お互いの休みが被ることは少ないわけ。
でも明日は、建物の簡単な工事をするとかで休業するらしい。
ストレートに普通に抱きたいけど。
でも2人でゆっくりしたいよなぁAちゃんは。
「2人でデートとか行っちゃう?」
『それもいいね』
「行くならどこが……え、」
『んー……』
何気なくソファーに座って来たAちゃんを見て、心臓が口から飛び出すかと思った。
どこへ行こうか考えているAちゃんは、俺の視線に気付いてへんみたいやけど。
薄めの白いシャツ。いや、薄めというかもう透けとるやろコレ。
そして、その下には黒い大人っぽい下着。
は?何なん?試されとる俺?理性チェッカーかコレ?
いやいや、Aちゃんに至ってそんな訳ないやろ。
心を無にしろ。ホストだろ不破湊。
「ちょ、姫ぇ〜?そのシャツ下着スケスケやん!笑」
あくまで偶然を装って、親切心で教えてあげる。
透けとるくらいなんや、と言い聞かせるが少し目を逸らす。
俺の前以外で着ちゃったら大変やし。
Aちゃんはそういうこと気にするし。
不破くんの変態、なんて罵倒が返ってくると思ってた。
『んー…わざとって言ったら?』
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ちょこれーと(プロフ) - 七瀬えぬ??@Nの嫁さん» コメントありがとうございます!返信めちゃくちゃ遅くなってすみません(´;ω;`)ウッ…こちらこそ、素敵なリクエストありがとうございます!感謝感謝すぎます…💖 (7月17日 13時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬えぬ??@Nの嫁(プロフ) - ご完結おめでとうございます!(でいいのかな、?)リクエストも答えてくださりありがとうございました!!😭一枚上手な夢ちゃんとのfwさんの絡みがいつも顔が赤くなるくらい甘すぎて『てぇてぇ』でした、!!感謝感謝!!! (2022年12月3日 10時) (レス) id: 73fef89aef (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます!ストーリー考えるの大変だったのでそう言っていただけると嬉しいです!翠さんにもいいことがありますよーに🌈 (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - エイの干物さん» コメントありがとうございます!aknのから読んでくださったんですね!めっちゃ嬉しいです!! (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - ひてゃんさん» コメントありがとうございます!読者の皆様のおかげで完結させることができました・本当にありがとうございます!! (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2022年10月1日 22時