【2j3j】俺の姫は俺より大人【fw】

Episode35 ページ36

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…何されるんやろ。
いつもの通り、ちょっと期待あるんやけど。
俺がそんなことを考えていることを、Aちゃんはお見通しだったのか。


首筋にとてつもなく冷たいものが触れた。









「っ！？！？」



『そんなビビられると思ってなかった、ごめん』



「驚きすぎて声出んかったぞ俺」









そのとてつもなく冷たいものは、Aちゃんの手だった。


いや冷たすぎるやろ。雪女もびっくりやん。
いやでも手が冷たい人は心も温かいとか言うしな。
こんなことしてくる時点で温かいか謎やけど。









「謝る割には全然離す気はないんすね、」



『私、冷え性だから。あったかいしここ』



「首はやめてくれw」








そういえば、去年の冬もずっと寒いって言ってたなAちゃん。
俺が温めるよ、ってあっためたけど、俺の手も冷たくなるレベル。
首からAちゃんの手を離して握ってみると、案の定冷たい。








「んも〜、何やねん、期待した俺バカみたいやん！」



『ん〜、なに期待したの？』



「あ、墓穴掘った」



『別にいーけど』








Aちゃんはふふっと余裕のある笑みを見せると、俺の首に今度は口づけて来た。
その後、鈍い痛みが走る。
…Aちゃんがこんなことするなんて珍しい。








『何か、吸血鬼みたいだね』



「マーキングされちゃ…」



『外からは見えない位置だけど』








Aちゃんがするっと俺の首元を撫でる。
すると、自分のシャツのボタンを2つ外して、胸元を広げた。








『ね、不破くんもつけて？』



「ｽｰｯ､！！」









ハロウィンのAちゃんは独占欲が強めらしい。










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