Episode34 ページ35
・
「Aちゃ〜!!」
『なになに、笑』
「トリックオアトリート〜!お菓子くれんとイタズラやで〜?」
家に帰ってきて開口一番、Aちゃんにハロウィンお決まりのあのセリフを言ってみる。
Aちゃんはちょっと笑うと、キッチンから何やら持ってきた。
『お菓子あるよ?今日はハロウィンだから作ってみました!』
「うわすっご、めっちゃ美味そう」
『食べる?』
出てきたのはそれこそケーキ屋さんとかにありそうなクッキー。
お化けやランタンに見立ててデコレーションまでしてある。
一枚食べてみると、やっぱりめちゃくちゃ美味かった。
美味いけど…、美味いけどそうじゃないんよ。
まさかマジでお菓子用意してるとか思わんやん普通。
『あらら?何かご不満ですか?』
「いや!!クッキー超美味い!けど…」
『けど〜、俺はイタズラをご所望だったなぁ、とか』
「何でバレてんねん」
『不破くんの考えそうなことは先回りしてるから。残念でした、笑』
【定期】俺の下心はAちゃんにバレる。
ふふ、と楽しそうに笑って見せるAちゃんが俺には小悪魔みたいに思えた。
可愛いけど。ってか、クッキーうま。
・
『不破くん!』
「うおっ!?んはは〜、どうしたん」
飯も食べ終わってソファーでくつろいでいると、Aちゃんが俺の上に乗ってきて抱き着かれた。
Aちゃんがこんな風に甘えるのは珍しくて、さっきイタズラをさせてもらえなかったことも忘れて俺の声も甘くなる。
『いや、私もお返しで言ってみようかなって』
「ん〜、何を?」
『Trick or Treat.お菓子かイタズラかどっちがいい?』
「え、」
Aちゃんはそう言いながら俺の首に手を回してくる。
勿論、俺は今お菓子なんて持ってない。
俺が戸惑うのをAちゃんは楽しそうに見ている。
「お菓子持ってへんで俺、」
『そっか』
俺の返事を聞いたAちゃんが、ちょっと意地悪な顔で笑う。
『イタズラ決定』
Aちゃんはハロウィンの今日も、俺より一枚上手。
・
七瀬えぬ??@Nの嫁様!素敵なリクエストありがとうございます!
ハロウィン当日に投稿したくて!遅くなってごめんなさーい!
みなさん、はっぴーはろうぃーん!!
もうちょっと続きます!
・
1691人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこれーと(プロフ) - 七瀬えぬ??@Nの嫁さん» コメントありがとうございます!返信めちゃくちゃ遅くなってすみません(´;ω;`)ウッ…こちらこそ、素敵なリクエストありがとうございます!感謝感謝すぎます…💖 (7月17日 13時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬えぬ??@Nの嫁(プロフ) - ご完結おめでとうございます!(でいいのかな、?)リクエストも答えてくださりありがとうございました!!😭一枚上手な夢ちゃんとのfwさんの絡みがいつも顔が赤くなるくらい甘すぎて『てぇてぇ』でした、!!感謝感謝!!! (2022年12月3日 10時) (レス) id: 73fef89aef (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます!ストーリー考えるの大変だったのでそう言っていただけると嬉しいです!翠さんにもいいことがありますよーに🌈 (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - エイの干物さん» コメントありがとうございます!aknのから読んでくださったんですね!めっちゃ嬉しいです!! (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - ひてゃんさん» コメントありがとうございます!読者の皆様のおかげで完結させることができました・本当にありがとうございます!! (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2022年10月1日 22時