Episode24 ページ25
・
「予約してた不破です」
「お待ちしておりました。ご案内いたします」
ウェイトレスさんが案内してくれたのは、夜景が一望できる特等席。
ずっとAちゃんと来たくて、ほんの少し背伸びしたかも、なんて。
『わぁ…キレイ』
「んは、気に入ってもらえて良かった」
『うん。あと相変わらず不破くんってエスコート完璧だったね』
「姫をエスコートするのは当たり前よ」
窓の外の夜景に夢中になっているAちゃんを見て、思わず笑みがこぼれる。
「食前酒のシャンパンでございます」
「あ、このシャンパン美味しいんやで」
『えー、そうなんだ』
運ばれてきたシャンパンで乾杯して、見た目も味も最高なフレンチを楽しんだ。
『美味しかったぁ』
「確かにAちゃんのご飯となかなかいい勝負やったな」
『それは不破くんだけね。でもありがとう。
というか、本当にご馳走になっちゃっていいの？』
「俺が来たかっただけやから」
『ありがと不破くん』
会計を済ませて、外も綺麗やし少し歩こうってことになった。
「お待たせAちゃん」
『すごいいい所だったね！ご馳走様です』
「全然ええよ〜。あれ、Aちゃんスマホ…」
会計を待っててくれたAちゃんにそう言うと、ふとAちゃんのスマホに目が留まった。
俺の視線に気付いたAちゃんがちょっといたずらっぽく笑う。
『ちょっと仕事の連絡返信してたんだけど、見ちゃった？』
「ホーム画面、俺やん！前、何かキャラクターやったのに」
『あーあ、ついにバレちゃったか』
Aちゃんは俺の仕事に影響ありそうだとか、TPO考えるとか何とかで人前でいちゃつくのは断固拒否だし、ホーム画面も一生あのキャラクターやと思ってたのに。
「匂わせきちゃ〜」
『…戻すよ？』
「すみませんでした」
あーやば、普通に嬉しいんやけど。
仕事の時も男避けなるやん。
何だかんだ俺の事好きな姫がガチで好き。
「ちゅーしていい？」
『急だね。ダメだけど。外ですよここ』
「なに、恥ずかしいん？」
『というより…そーゆーことしてる不破くんは私しか知らなくていいじゃん』
「ｽｰｯ､了解」
今日も俺の姫は、俺より何枚も上手。
…家に帰ったら、マジで覚悟しとけ。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1690人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこれーと(プロフ) - 七瀬えぬ??@Nの嫁さん» コメントありがとうございます！返信めちゃくちゃ遅くなってすみません(´；ω；`)ｳｯ…こちらこそ、素敵なリクエストありがとうございます！感謝感謝すぎます…💖 (7月17日 13時) (
レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬えぬ??@Nの嫁(プロフ) - ご完結おめでとうございます！（でいいのかな、？）リクエストも答えてくださりありがとうございました！！😭一枚上手な夢ちゃんとのfwさんの絡みがいつも顔が赤くなるくらい甘すぎて『てぇてぇ』でした、！！感謝感謝！！！ (2022年12月3日 10時) (レス) id: 73fef89aef (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 翠さん» コメントありがとうございます！ストーリー考えるの大変だったのでそう言っていただけると嬉しいです！翠さんにもいいことがありますよーに🌈 (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - エイの干物さん» コメントありがとうございます！aknのから読んでくださったんですね！めっちゃ嬉しいです！！ (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - ひてゃんさん» コメントありがとうございます！読者の皆様のおかげで完結させることができました・本当にありがとうございます！！ (2022年11月19日 12時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2022年10月1日 22時
