【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

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【いや、普通に近況報告しようと思っただけなんだけど。まぁでも、2人とも仲いいみたいで良かった】



『仲いいっていうか…、うわぁぁ…もう…』









やはり凄まじいお酒の力。
それと、気の許している友達がまわりにいるからか。
黛くんが言った通り、明那の口数はおさまることを知らない。









【本当好きすぎてぇ…どうにかなっちゃいそうなんだけどさぁ…シた時もとにかく可愛いのよぉ…】



【待て明那wwそれはいくら俺とまゆでも言っちゃあかんで？ww】



『わあああああああ！！ねぇ本当に！！もういっそ私を殺して！！』



【いや、それもちょっと…】



【うぇー！まゆ、それ電話Aちゃん？変わってwwAちゃーん？www】



『ねぇ不破くん！！面白がってるでしょ！！』









黛くんは通話をスピーカーにしたのか、不破くんのそんな声とともに電話が不破くんに代わる。
不破くんはお酒は強めなのか、まだ全然酔いが回ってなさそう。
つまり、普通に面白がってる！！








【これ俺どうしたらええ？ってなってたら、まゆがAちゃんに送るとか言うでさぁ…。いやぁ、ほんま仲良くて何よりです】



『明那…本当に不破くんと黛くんに心許しすぎでは？』



【にゃはは〜、まぁ確かに仲ええしな？でも、今日の明那ずっとこんな感じなんよ。ずーっと嬉しそうにAちゃんのこと話してたで、だから酔い回ったんやな多分】








不破くんは少し笑いながら、そう言った。
まだまだ止まる気配のない明那は甘えるような声で続ける。









【もっ、ほんとぉに、一生離さへんおもてぇ…！】



【はは、だそうっすよAちゃん！】



『本当に変な事聞かせてごめん…』



【いや全然よ。何か安心した】



【もう今日はこれ以上吞ませないから安心して瀬良さん】



『2人ともありがとね』











あと、おやすみなさい、とだけ伝えて電話を切る。


恥ずかしいけど、周りには温かい人がたくさんだなぁ。
明那の周りにも、私の周りにも。
恥ずかしくて、どうしようもなく幸せだった。










明那が私のことを大切にしてくれる分、
ううん、それに負けないくらいに、それ以上に



私も明那のことを何よりも大切にしようと思った。










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