◆2人で頑張ろ ページ40
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「しっ、失礼します…」
『うん』
待て待て、震えるな。ヤバいって、もたつきすぎだろ俺!
ふわっちにも言われただろ、焦んなって!
俺にしては、さっきはよくやったと思う。
Aちゃんもいいよって言ってくれた。
でも、Aちゃんの服に手をかければこれだ。
手が震えすぎてボタンが一向に開けれない。
『ふっ、明那緊張してる?』
「〜っ、もうそりゃ人生で1番くらいに…」
たたでさえらしくないことしてるのに、緊張しないわけない。
もっとサラッとできればいいけど、そんなことできないし。
Aちゃんにも笑われるし、あー、もうカッコ悪!!
別の意味で恥ずかしくなっていると、Aちゃんが急に俺の手を引いて自分の胸に当てた。
「エッ、あ、あの…Aちゃ、」
『私も本当どうにかなりそうなくらいにヤバいから…、その、2人で頑張ろ?』
確かにAちゃんの心臓の音は壊れそうなくらいに速かった。
俺だけじゃないの、ちょっと安心した。
『〜っ、待って恥ずかし…』
やっとのことでボタンを外し終える。
Aちゃんの全部が綺麗だった。
「Aちゃん、隠さんで?」
『無理…っ』
「俺に見せて」
顔を隠すAちゃんの手をやんわりと退ける。
熱っぽいAちゃんの目と目が合った。
「…いい?」
少し意地悪したくなって、そんなことを聞いてみる。
『ダメ、って言ったらやめちゃうの?』
真っ赤な顔で、でも俺に負けるのが悔しいのかそんなことを言ってくるAちゃん。
どこで覚えて来たんやろ。
恥ずかしいんか、強気なんかどっちなん。笑
でも、そんなこと言われたら…
「Aちゃんにそんなん言われたら、優しくできんよ俺」
それでもええ?、と聞いてみる。
Aちゃんは真っ赤な顔でコクリと頷いた。
「Aちゃん、好きやよ」
その身体をベッドに押し倒して、また口を塞いだ。
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「体、平気…」
『…だと思う?』
「やないよな…明日はゆっくりしよな?」
『…ん、明那のアホ』
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ちょこれーと(プロフ) - ぱぱぱんさん» コメントありがとうございます!優しい読者様のおかげでここまで書けました…!そう言っていただけて嬉しいです♡ (2022年10月1日 16時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱぱん - 完結おめでとうございます…!読んでるこちらも泣けてくるくらいすごく良いお話でした!(上から目線で申し訳ない)文も読みやすかったです! (2022年9月30日 17時) (レス) @page50 id: 81f1be7b27 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 乳酸菌そーださん» コメントありがとうございます!初めて書くジャンルで難しかったんですが、aknのピュアな所?をたくさん書けて満足です! (2022年9月29日 21時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - のわさん» コメントありがとうございます!自分も書いてて楽しかったので、そう言われると嬉しいです!最推しはaknなので、また書きたいなって思ってます! (2022年9月29日 21時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌そーだ - 完結おめでとうございます!!読んでいてすごく胸がキュンキュンしてました、すっっごく面白かったです✨ (2022年9月29日 20時) (レス) @page50 id: add652d645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2022年8月21日 17時