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「Aちゃん、ひさしぶりー!!」
『ね、本当久しぶり!またおっきくなった?』
「なった!」
ああ…何この眩しい光景。天使×天使。
可愛すぎる空間。
あっという間に週末になり、岬くんと初対面。
Aちゃんの叔母さんの方から、Aちゃんの元へ抱き着くショt…岬くんは天使級に可愛かった。
「じゃあ少しの間、岬よろしくねAちゃん…と彼氏さんも!」
『うん、分かった!』
「アッ、ハイ!」
「岬、言う事ちゃんと聞くこと!」
「はーい!!」
Aちゃんの叔母さんにも初めて会ったけど、綺麗な人でやはりここの家系のDNAは凄いらしい。
岬くんはAちゃんと手を繋いで、スキップしていた。可愛い。
「僕ねー!昨日からAちゃんに会えるの楽しみだった!」
『ほんとー?私も楽しみだったよ!』
「んふふ、」
んふふ、って何だよ可愛い。
Aちゃんに岬くんが今日遊びたい事などを嬉しそうに話すのを、俺は空気と化して聞いていた。
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「ここ、おうちー?」
『そうだよ〜』
興味深そうに周りを見て、丁寧に靴まで揃えてくれる岬くん。可愛い。
俺もその後ろをついていくと、岬くんと目が合った。
「Aちゃん!えっと……このお兄ちゃんは?」
お兄ちゃん!?アッ(死)
俺の事を何と呼んでいいのか分からなかったんやな。
Aちゃんを振り返って岬くんがそう問う。
良かった、認識されてないわけじゃなかった。
『この人は三枝明那。んーとね、一緒に住んでるんだけど、何て言ったらいいかなぁ。私の好きな人だよ』
「Aちゃんの好きな人?」
『うん』
ちょっとAさん、その紹介の仕方はフツーに恥ずかしいッスよ。
…という視線を送ると、ニコニコ笑い返された。
そしてAちゃんの答えを聞いた岬くんが、目を輝かせて俺の方を見た。可愛い。
「明那おにーちゃんは、Aちゃんのことが好きなの?」
「っ、あー…うん、好き、だね」
何この恥ずかしすぎる質問。
岬くんは俺の答えを聞いて、さらに嬉しそうに目を輝かせた。
「だったらAちゃんと明那おにーちゃんは、おっきくなったらケッコンするんだね!」
『「…!?」』
待って、この子。
心臓に悪いわ。
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ちょこれーと(プロフ) - ぱぱぱんさん» コメントありがとうございます!優しい読者様のおかげでここまで書けました…!そう言っていただけて嬉しいです♡ (2022年10月1日 16時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ぱぱぱん - 完結おめでとうございます…!読んでるこちらも泣けてくるくらいすごく良いお話でした!(上から目線で申し訳ない)文も読みやすかったです! (2022年9月30日 17時) (レス) @page50 id: 81f1be7b27 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 乳酸菌そーださん» コメントありがとうございます!初めて書くジャンルで難しかったんですが、aknのピュアな所?をたくさん書けて満足です! (2022年9月29日 21時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - のわさん» コメントありがとうございます!自分も書いてて楽しかったので、そう言われると嬉しいです!最推しはaknなので、また書きたいなって思ってます! (2022年9月29日 21時) (レス) id: 3d98585397 (このIDを非表示/違反報告)
乳酸菌そーだ - 完結おめでとうございます!!読んでいてすごく胸がキュンキュンしてました、すっっごく面白かったです✨ (2022年9月29日 20時) (レス) @page50 id: add652d645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2022年8月21日 17時