【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

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『謝ってくれて嬉しいんだけど、許されないって決めつけるのやめてもらえる？』









あの時は許せないって思ってたんだけど。
彼女が私にそう思わせちゃったんだ。









『話せなくて、この1週間ちょっと寂しかったんですけど私』









涙を浮かべたまま私を呆然と見つめる彼女に、少し笑って見せる。










「…うっ、A〜！！じゃっ、本当、何でもするっ、から…時間かかってもいいし、全然断ってもいいんだけどさぁ…、また前みたいに戻りたい…」



『何でもするって言われてもなぁ…』



「私の事ビンタしていいよ！！私もやっっちゃったから！！」



『あ…じゃあ、それでチャラって事で…？』



「んっ、うん！」










ぎゅっと目を瞑って痛みを待ち構える彼女。
これ、マジで叩いちゃっていいのか？
少し不安になったけど、この人変な所で律儀だからな。
私の相当痛かったし、ここは1発お返ししておくかぁ…。











パシン…！！











あ、やば。めっちゃ叩いた。














「っ〜〜いった！！！私そんな思いっきり叩いてなくない！？」



『いや、1発は1発だし、そもそも叩けって言ったの誰なの。っていうか、私のも相当痛かったから！』










若干罪悪感に見舞われるが、負けじと言い返す。
むむ…とお互い睨み合っていたけど、どちらからともなく笑い出す。










「また揉めたかって心配されちゃう？」



『私らの仲は切っても切れないのかもねぇ〜』



「…許してくれてありがとう」



『まだ許してないよー…あそこのカフェのプリン奢ってもらうまでは』



「そう言ってこれからパシられるやつじゃん！」













彼女は私と明那のことも応援してくれるみたい。
冗談だったけど、本当にプリン奢ってもらっちゃった。













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『それで、一応仲直りしたよ。流石に明那に会うのは怖いから、ごめんなさいって伝えておいてだって』



「あの状態から仲直りて…流石Aちゃんやわぁ。まぁ本人怒ってへんのに俺が怒るんは違うし、許すわ俺も。ちょっと言い過ぎたって言っといて」




『ふふ、りょうかーい』












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◆ショタコンとショタ→←◇やっぱり友達なのです

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