【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

◆ホラーで怖がらない ページ16

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ゲームをよくする俺だけど、ホラーは苦手。
多分Aちゃんがソフト持ってなかったら、やることも無かったと思う。










「ちょっと待って、何か足音聞こえるってー！！」



『大丈夫大丈夫、それ襲ってきたりしないタイプだから。多分』



「多分！？」










そんな俺は現在Aちゃんとホラゲをしている。かなり怖いやつ。
金曜日の夜、次の日は休みだし夜更かしがしたい。
ゲームでもやる？と言われ、ノリノリだったがコレである。


Aちゃんもホラゲが大好きというわけではない。
俺と同居してからホラゲをやる頻度が高くなった原因は、間違いなく俺だろう。
俺がビビると分かれば、Aちゃんは面白がって色んなホラゲをプレイしようと誘ってくる。
…Aちゃんはそういう人や←










「ねーほんとに無理！歌っていい？うるさくしていい！？」



『私歌ってあげるよ！くる〜きっとくる〜♪』



「本当に来ちゃうからやめてマジで！！笑」










遊園地にデートに行くとき入るお化け屋敷も、完全にAちゃんが彼氏ムーブしてる。
Aちゃんのビビらなさは、お化けに同情するレベル。
その分俺は絶叫で、俺とAちゃんで±0だけど。










「ちょい俺もう2回死んでるから、そろそろハッピーエンドに…」



『あ、明那！そっち確か出るｙ「ああああああああああああ！！！！！」鼓膜破れるって！笑』



「言うの遅い！懐中電灯持ってんのAちゃんやから絶対離れんといて！」



『ごめんごめん、笑』









ゲームの中でもリアルでもAちゃんにくっつきながら、頬り投げたコントローラーを再び握る。
Aちゃんとやってると、怖さより楽しさがギリのギリギリで勝つから。









『明那ー、そこの通路キモいの来るよ！後ろ隠れとく？』



「隠れます、神」



『ここまだ通ってないよね？とりあえず私行ってみるねー。大丈夫そうやったら、こっちから来て！」



「きたぁ！ハッピーエンドっ！！」









…これ、俺彼女か？
これじゃあ恰好がつかないとか、逆だろって思わないって言ったら嘘になる。
怖がるAちゃんを俺が守るのが理想像なのだが。


毎度毎度Aちゃんがイケメンすぎるので、全然これもアリだなと思う。









『この新作出たって！』



「もういいってぇ！！笑」









前言撤回するかもしれない。












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