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気付いたら1週間。
その日は、久しぶりの大雨。
傘もささず、ずぶ濡れな濱田くんが
一人暮らしの、ボクの家の玄関に立っとった。
緑「濱田くんっ、?」
紫「へへっ、ほんまに、居場所、なくなってもうたわ、、」
また寂しそうに微笑んで。
居場所がなくなった辛さは、痛いほど分かるから。
雨なんて忘れて
佇む、細いからだを抱きしめた。
緑「一緒に、いよ。」
紫「、、ありがと。」
大好きな香りが、ボクを包んだ。
雨に打たれても、その香りは消えないんや。
今思えば、この時からおかしかったのかもしれない。
ボクの変な気遣いが
ちらりと見せた、冷たい笑みを、見逃してしまった。
***
高評価よろしくお願いいたします!!
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ゆりりんご(プロフ) - 林 檎さん» あたたかいコメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しい限りです。他の作品もぜひ覗いていってください! (2020年6月20日 22時) (レス) id: 61b96a9eea (このIDを非表示/違反報告)
林 檎(プロフ) - 完結おめでとう御座います。濱田さんのソシオパス、良いですね;_;素晴らしかったです。毎日投稿してくださって有難う御座いました! 他作品も是非、拝読させて頂きますね。 (2020年6月20日 22時) (レス) id: e686901ef7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりりんご | 作成日時:2020年5月28日 15時