死んでもあなたと(虹)

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side 紫








丸「濱ちゃん、もう時間やろ、上がってええで〜」


紫「わっ、ほんまや。すいません…」








俺の事情を知っとって、いつも定時で上がらせてくれる上司。

ほんまにありがたいし、頭上がらんわ。








緑「オトーンっ」




ちょうど同じタイミングで、バスも到着。


元気にバスから飛び降りてきたトモ。








紫「おかえり、トモ。」


緑「ふふっ、たらいまぁ！」









先生にお礼を言って、家に戻った。


何も言わんでも、手洗って、上着とキャップを元の場所に戻してくれるトモ。








買ってきた食材で、ぱぱっとオムライスを作ると、トモの顔も、ぱーっと明るくなった。



ほんま、天使のような子やねん〜。









紫「ほなら、いただきます！」


緑「いたーきますっっ」







元気に手を合わせたら、今日の報告タイム。


言葉の勉強にもなるし、俺もトモのこと聞きたいし、ええかなーって。









緑「きょうなーっ、にゃんにゃん、おった」


紫「にゃんにゃん居ったんか〜ええなぁ！」


緑「かあい、かった！」







一生懸命、俺に、今日あったことを教えてくれるトモ。


やっぱり、少しずつでも成長しとる我が子を見るのは、うれしいねんな。








紫「ねこさん、って言うねんで。」


緑「ねこ…さ、ん？」


紫「そそ、ねこさん」


緑「ねこさんっ！」






しっかり宿題もやって、お風呂も入って、歯も磨いて






一緒にベッドルームに行く。


膝に乗せてやったり、思いっきりぎゅーってしてやる事が出来へんのが、ほんまに辛い。









紫「おやすみ、トモ」


緑「お、や…すみっ」








あっという間に眠ってしまったトモ。


頭を撫でると、ちょっと笑うねん。






その笑顔に癒されて、やらなアカン仕事をちょっとやって、仏壇に手を合わせる。









紫「今日も、見守ってくれて、ありがとう。

２人とも、元気やで。」









皆んなが、親とするようなことは、させてあげられんし



トモやって、周りの子より、苦労することも多いと思う。








でも、これからも、ずっとこうやって、２人…いや、３人で



助け合って、生きていこうな。







オトンは、何があっても、トモの見方やで。









＊＊＊

ここた さん リクエストのお話でした！


リクエストに答えられていたらうれしいです…


引き続き、リクエストお待ちしております！







高評価よろしくお願いします！！

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