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ジョングクは一緒に回ろうか？と聞いてきてくれたものの、私はそれを良しとしなかった。1人でものんびり過ごせると思ったからだ。一向に首を縦に振らない私に諦めたのか、とその場から待たせていた友達と共に体育館から出ていった。あれから結局文化祭が終わるまで私は1人で過ごしたのだ
『そんな、いいんだって』
後日、廊下で例の友達から深々と頭を下げられた。どうして？と吃驚したが、文化祭のことかとすぐに理解した。あの後ジョングクと廊下でばったりあったという彼女は彼から鋭い言葉を投げられたらしい。
｢A1人で文化祭まわってるんだね｣
その一言だけで彼女は自分がしてしまった事を振り返って後悔したみたいだ。気付いた頃にはもう文化祭も終盤で何度探しても私が見つからないから、明日謝ろうと決めてたらしく、こうして私に頭を下げたのだった。友達と別れてから教室に戻ると自分の席で携帯をいじる彼を見つけた
『...あの子に言ったんだね』
｢それで仲悪くなったらどうしようって思ったんだけど...勝手なことしてすみませんでした｣
『あ、いや、謝らなくていいよ』
｢.....｣
ただありがとうとだけ伝え私も自分の席につく。授業開始のチャイムが鳴って先生がページを指定する声と隣の席から、教科書忘れた、と聞こえたのはほぼ同時だった
▽
いちごミルクをストローで吸いながら歩いていると向かいの廊下でジョングクが男の子と楽しそうに駄弁ってるのが見えて私は足を止めた。ガラス越しの彼はとても楽しそうだ。ほんと、よく笑うなあ。
そんな彼を見て考えた。この学校の顔面偏差値というのは高い。自分がどうこうではなく単純に、男女ともに美形が多い。ジョングクが入学したことによりさらに上がったと思う
『甘いなあ...』
他校から告白してくる子もいるのだ。昨日も門の前でジョングクを待ってた他校の女の子が彼が来た瞬間顔を真っ赤にしていた。次の瞬間には泣いて走り去っていったけど、それを誰もいなくなった廊下の窓から見ていた
私はくどく感じてきたそれを飲みきる前にゴミ箱に捨てたのだった
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
