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本格的に冬になり始め、外で冷えきった体をホットココアが溶かしていく。喉を通る度に温かい気持ちになり、ふぅと一息をついた。
『今週はずっとバイトなの？』
｢いや、金曜と土曜休み｣
『珍しい〜』
彼が働くカフェで帰る前の一時。今日はシフト入りしてないらしく、小腹がすいたというジョングクはチョコパフェを食べていた。それを見ていると私まで食べたくなってしまう。私の視線に気づいたのか、ん？とスプーンを見せてくるジョングクに首を振った
『金曜日、私の家来ない？』
幸せそうな顔をしていた彼が一瞬で動きをとめてくりくりの目をぱちくりさせた。驚くのは仕方がない。脈略も無くいきなり家にお呼ばれされたんだから
｢...え？｣
『変な意味じゃなくてね。お菓子作りするの、好きでしょ？』
｢食べるのは好きだけど、作るのはちょっと...｣
『私も苦手、でもこの前チョコマフィン作って意外と楽しいことに気づいたのよ。どう？』
｢いきなり過ぎない？｣
渋々といった表情だったが、突然どうした？とパフェが溶けないうちに食べたいのか口に含みながらも私に質問をした。彼はわかっているのだろうか、この時後1ヶ月も一緒にいられる時間が無いということに。
『ジョングクとの思い出作り』
ガラスの窓から景色を見ようとしても結露が邪魔をしていてよく見えなかったので指を1本置くとそこから雫が集まり下に落ちていく。
｢思い出作り、ねぇ｣
『ダメ？』
数分前の私のように彼は首を横に振る。楽しみにしてる、と数日後のことを思い浮かべ彼は笑ったのだ。ジョングクとの思い出が増えることに私も笑みが止まらない。それを彼の前で隠すことはしなかった
｢でも俺本当に苦手だから｣
『苦手な者同士、頑張ろうね』
私の体温で溶かしたはずの結露が再び現れ、少し冷めてしまったココアが口の中で甘さを増した
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
